特別企画展「よつばと!原画展」(豊島区立 トキワ荘マンガミュージアム)
『よつばと!』の漫画に関する展示を観に行ってきました。
ちなみに、『よつばと!』日本に住む男性のところで暮らすことになった5歳女児よつばの日常を細やかに描いた『あずまきよひこ』による漫画作品です。
個人的に原作は、10数年前に読み始めていて、途中から全然漫画が発売されなってはいますが、作品人気はそれなりに継続しているという不思議な作品です。
今回、展示されている施設は、手塚治虫や藤子不二雄などがくらしたアパート『ときわ荘』を再現したミュージアム。
(訪問した時はちょうど近所の長崎神社のお祭りがあり、ミュージアムの前もお祭り用の準備などしていました。)
2階には、手塚治虫たちが暮らしたアパートの部屋の中を再現した展示スペースとなっており、今回の展示に合わせて、その部屋や廊下に主人公の『よつば』や段ボールキャラクター『ダンボー』などが置かれていました。
1階には、漫画の原画や、ネームと呼ばれる漫画を描く前のラフ(?)などの展示がありました。
原画みると、色々と気付かされるところがありました。
個人的に見ていて、以下の3つの時期にわけられるのではないかと感じました。
・初期(1~2巻くらいまで?)のキャラクターを2次元的、漫画的に処理をしている時期。
・中期(9巻までのデジタル移行前)のキャラクターを3次元的に存在するな形状にして、精巧に漫画を構成している時期。
・後期(10巻以降のデジタル移行後)背景とキャラクターなどを分けて作画したりしている時期。
初期の作品は、『あずまんが大王』で4コマ漫画描いていた頃のいわゆる漫画的、記号的なキャラクター表現がメインが時期で、丁寧に日常を描いてながらも、主人公の『よつば』のキャラもその後のキャラ設定から考えると超人的な身体能力持ってたりといった感じだったりします。
その後のいわゆる『よつばと!』の巧みな日常表現の発展途上期といった感じ。
漫画の原稿観ていても、色々と探りながら描かれてなと感じました。
中期は、『よつばと!』の漫画表現としてどんどんと突きつめていっている感じで、原稿がすごく綺麗で、それだけでも版画作品というか手工芸品的な洗練されている感じがしました。
後期のデジタル移行後は、線に魂が籠っていないというか綺麗ではなくなっていました。単行本で漫画読んでいる時には気付かなったのですが、生の原稿を見ると生気がなくなっているというか…
調べてると2013年以降は、連載も途切れたり、休載したりしまっくているようで、作者本人はある種スランプといった感じがあったのかなあと思ったりしました。
ただ、今回の展示用に描きおろされたカラーイラストのクオリティーはかなり高いので、そこら辺どうなっているのかなあと…
『よつばと!』の単行本やグッズ収入かかなりあるので、無理して描かなくてもよくなったということもあるのかも知れませんが…
読者としては、勝手ながら『よつばと!』はそこなりのところで完結させて、新たな表現に挑戦して欲しいなあとは思います。
【東京】特別企画展「よつばと!原画展」:2023年8月5日(土)~11月26日(日) – 原画展.info (gengaten.info)
展示を見終わった後、10分ちょっとほど東長崎駅の方へと歩き、『イタリア風家庭料理パスト』でランチ食べてきました。
パスタとサラダ、ドリンク(ホットコーヒー)、ケーキのセット(1000円)を食べてきました。
パスタもサラダもケーキも予想以上に美味しく、コーヒーもかなり美味しく、これで1000円はかなり良いなあと思いました。
コーヒーだけでも、500円以上普通に取れるのではと思うレベルでした。
一緒に行った人間は、ドリンクにアイスティーを頼んだのですが、氷のたっぷり入ったグラスと、ポットにたっぷりのお湯と茶葉の紅茶が出てきました。
少し飲ませてもらったのですが、ちゃんとしたアッサムティーでシロップ入れなくてもとても美味しいアイスティーでした。
こちらも、それなりに値段取れそうなレベルのアイスティーでした。
ここら辺は結構競合する店もたくさんあり、歩いて数メートルのところにも洋食屋さんがあったりするので、かなり値段上げられないということもあるのかなあと思ったりしました。
このお店は、機会があったら、また行ってみたいなあと思ったりしました。
イタリア風家庭料理 パスト - 東長崎/パスタ | 食べログ (tabelog.com)
帰り、東長崎駅の方、歩いていたら、『ハリー・ポッター』の車両が走っていました。