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ちょっと待って【転職するならまず自己分析から】

こんにちは(*´˘`*)
第二新卒応援団、るると申します🌷

 今回は表題の通り、転職するなら自己分析をせよ!についてお話していきたいと思います。

 自己分析とは


 私は、自己分析を制する者は転職を制すと思っているくらいには自己分析を非常に重要視しています。

 ただ、自己分析は得意な人と不得意な人がいて、巷で流行りのMBTIで言うI型(内向型)は、比較的自己分析が得意である傾向があります。
内向型とは、精神的エネルギーが主に自己の内面に向いていて、一人の時間を大切にし、深く考える能力に長けているタイプです。
 ちなみに私はINFJで、圧倒的に内向型なので、自己分析は得意な方であるものの、それでもかなりしんどかったです。

なぜ“しんどい”自己分析をしないといけないのか?

自己分析の重要性について、同じ営業職をしているAさんとBさんを例に説明していきたいと思います。

営業職AさんとBさんの悩み

悩みを分解する


 営業職Aさんと営業職Bさんは、どちらも「最近仕事に気が入らない。疲れた。この仕事向いてないかも😭」という悩みを抱えています。
しかし、この悩みは私からすると抽象的すぎます。
仕事に気が入らないというのは、例えば風邪気味の時も同じ感覚に陥りますし、女性で言えば生理前後の期間なんてホルモンバランスの影響で常に眠気との戦いで、やる気とは関係のない部分からの影響で仕事に気が入らないことは良くあります。
 さすがに、なんか仕事が嫌だから転職する〜くらいの軽い感覚で、退職してしまう人は少ないと思います。
 ではその抽象的な悩みをより具体的に考えていくにはどうしたら良いのか?について説明していきます。

 前記の画像をご覧頂いた方はお分かりいただけたかと思いますが、Aさんは営業職自体にはやリがいを感じています。ノルマを追うことに多少のプレッシャーがあるものの、社交的で得意先からも好かれているタイプなので、営業職自体を変える必要は無いことが分かります。
 では何にストレスを感じているのかというと、顧客対応で残業が多くなること、帰宅後や休みの日も社用携帯が鳴り響き、休みの日も電話を気にして過ごさなければならないことがとにかく嫌で疲弊しています。

 一方Bさんは、お客様の一挙一動に敏感に反応し、お客様の顔色が少しでも曇るとすぐさま察知し、胃がキリキリと痛み出してきます。
そうなってしまうともう営業トークも止まってしまい、早くこの場から去りたいとばかり思ってしまいます。
 また、ノルマを追うことが苦手で、当月は成績が良くても、また来月も死ぬ気で頑張らなきゃいけないのかと思うと、非常にストレスで疲弊してしまいます。
 Bさんが悩みについて深堀した結果、残念ながら営業職に向いていないことが明らかになりました。

 AさんBさんの悩みの深堀結果を踏まえて、自己分析の大切さが少しわかってきたのではないでしょうか?

 では、実際に自己分析をして行きましょう。

不満点の洗い出し

 まず、ノートとペンを用意しましょう。
 デジタル派の方はiPadにApple Pencilでも構いませんが、基本的に殴り書きして欲しいので、iPhoneのメモに入力したりWordに書き出すというやり方よりかは、ペン+紙の手法が理想です。
 丁寧に書くことはせず、体裁も気にせず、一心不乱に現職の嫌なところを書き殴っていきましょう。ぐちゃぐちゃである程いいです。筆圧も濃くて大丈夫。日頃の鬱憤を晴らしましょう。誰にも見せることは無いのでとにかく書き殴っていきましょう。
 何を書いたらいいか分からない場合は、下記を参考にしてください。

①ムカつく人、嫌いな人を社内外問わず書き出してみましょう。


 デスノートじゃないので書いた人物が死ぬ訳ではありません。ご安心ください🙂‍↔️
 そして書出した人物のどこがムカつくのか?何が嫌いなのか?何があなたを苛立たせるのか書きなぐりましょう。
負の思いを閉じ込める必要はありません。口に出さなければ良いだけのこと。そのノートは自由です。

 さあ書き出せたでしょうか?
 白紙の人は、まだまだ自己解放が足りていません。転職したいとまで思っているのに、ストレッサーとなる人間が1人も出てこないのは考えにくいです。
 人名が出てこないのであれば、次の手順でいよいよペンが動き始めるかもしれません。

 ノートが黒く染った方、お疲れ様です。しっかり自己解放出来ています。自己解放が自己分析に繋がるので、その書き殴った気持ちを忘れないようにしましょう。

②環境面で仕事の嫌なところを書き出しましょう。


通勤時間が長すぎる!満員電車が大嫌い。
駅から会社が遠い。トイレが汚い!大通り沿いにオフィスがあるせいで騒音がうるさい!などなど・・・
環境面のことについても、ストレスを感じている所を全て書きましょう。

③業務面でストレスを感じることを書き出しましょう。


 電話対応が嫌すぎる。毎週火曜の定例会議、話すことないのに集まるの無意味すぎる。上司のレス遅くて仕事進まない。後輩が頼ってくれなくて勝手に仕事進められる。もっと外回り行きたい。業務過多なのに誰も助けてくれない。毎日暇すぎてもはや社内ニート。
などなど、人それぞれ悩みは違うと思いますが、些細なことでも書き出してみましょう。
 あの会議の雰囲気が嫌いなら、なぜ嫌いなのか?自分の感情に問いかけるようにして深堀していきます。

④収入面での不満を書出しましょう。


 年収500万円に届かない。月給が低すぎる。インセンティブの割合が低い。やっている業務に対しての給与が低い。ボーナス少ない。などなど・・
収入に関しては数字なので、比較的不満を書きやすいのではないでしょうか?
 仕事はボランティアではないので、給与は非常に大切です😌

 現職の不満点を洗い出すことができたでしょうか。
なぜ、ここまで不満点を書き出す必要があるのかというと、不満なことについて、徹底的に向き合わないと、これから始まる転職活動に失敗するからです。

自己分析をしないと面接は失敗する

 転職活動の面接では、必ずと言っていいほど前職の退職理由(まだ退職していなければ転職活動に踏み切った理由)について聞かれます。
この質問は、つまり”あなたは仕事の何を不満に思うのか”について面接官が確認しているのです。
 そこで、「営業が向いていなく、営業以外の職種に挑戦したいと思い、退職しました」などと回答すればほぼ間違いなく落ちてしまうでしょう。
ちゃんと深堀してくれる面接官であれば、”なぜ営業が向いていないと思いましたか?”と聞いてくれるかもしれません。
 しかし、自己分析をしていない状態でこの質問を上手く答えるのは至難の業です。おそらく、「ノルマを追う業務が厳しく感じ、営業に向いていないと思いました。」レベルのことしか回答できないと思います。
 ちなみに、この「ノルマを追う業務が厳しく感じ、営業に向いていないと思いました。」という退職理由は、即落ち必須の0点の回答なのですが、あなたはどう感じましたか?
何も間違っていないのだから模範解答じゃないか?と思ったら、残念ながらまだ面接に挑むのは早いです。

本音と建前


 転職活動を検討しているのは、現職(前職)に不満があるからです。
 ですが、その不満点を洗いざらい面接官に伝えたら、もちろん落ちてしまいます。
本音をそのままぶつけてはいけない、でも自分の思いはしっかり面接官に伝えないといけない。正直、面接の最も難しいところがここになると思います。

退職理由の伝え方


 ここからは、面接でほぼ100%聞かれる退職理由について、どう伝えれば良いのか説明していきたいと思います。
 先ほど、現職(前職)の不満点について、紙が真っ黒になるくらい書き殴っていただいたかと思いますが、書き殴った不満点たちを、面接でどう伝えるかは大切なポイントになってきます。
 初めに、不満点を下記の3分類に分けて整理してみましょう。
①ストレートに伝えてもいいもの
②マイナスの要素が大きいので、併せてプラスになる点も付け加えないといけないもの
➂伝えてはいけないもの

 私が転職を検討した理由は、前回の記事に記載したのですが、
大きく分けて3つあります。
1つめは、全国転勤有りの会社ではなく、勤務地固定の会社に勤めたかった
2つめは、同じ部署の先輩が自殺して、メンタルが崩壊した
3つめは、大嫌いな上司が、私の希望先の部署に異動したことで、私が異動してもずっと付き合い続けなければいけないことが確定し、病んだ

 これら3つを転職活動の面接でストレートに伝えたら、さすがに重すぎます。面接とはいえ、初対面の人にこんな話をされても空気が凍り、とっつきにくい印象しか与えられません。

 1つめの、全国転勤→勤務地固定の仕事をしたいという転職理由については、ストレートに伝えていいでしょう。私も転職面談時に、ストレートに伝えましたが、深堀はされませんでした。

 2つめの、メンタルが崩壊したという点については、伝えてはいけないものになります。何故なら、メンタルが崩壊した人を雇いたいと思う会社はこの世に1つもないからです。

 3つめの、大嫌いな上司が、私の異動希望先の部署に先に異動になった、という点については、伝えてはいけない部分と、言い方を少し変えて伝えてもOKな部分に分かれます。
 まず、大嫌いな上司の存在については当然ながら伝えてはいけないものになります。急に上司の悪口を言い始めるような人間は、脅威でしかないからです。
 しかし、希望部署があったけど異動出来ない事情が生まれたことについては、「入社以来、●●といった業務に携われる●●部に魅力を感じ、異動希望届けを提出したり、実際に●●の案件で●●部の方と共同で業務をする経験してまいりました。しかし、●●部では、人事異動があり、人員が増えたため、私が異動出来る可能性が低くなり、希望の●●部で働けるチャンスが遠のきました。」という伝え方をすれば、希望のポジションにつくために出来る限りの動きをしたけど叶わなかったことが伝えられ、マイナスなイメージを軽減させることが出来ます。

 このように、退職理由は、基本的に前職の不満点を伝える必要があるのですが、そもそも伝えていい内容なのか?伝え方に工夫が必要ではないか?を吟味する必要がります。
 この吟味をするためには、一度思い浮かぶ限りの不満点を洗い出す作業が必要になってきます。
 どうせ面接で使えない不満点があるのなら、最初から、面接で使える(話せる)不満点だけを考える方が効率的かもしれませんが、人間そんな簡単にうまいところだけ思い浮かべることは出来ません。
自分の心に問いかけて、徹底的に不満点を洗い出したその先に、吟味することが出来るようになるのです。

 嫌なことを避けることは転職成功につながる

 書き出した仕事の不満点について、残念ながら面接で伝えられる内容ではないものも多々出てきたかと思います。
 例えば、通勤時間が長くてもう無理。ドアtoドア30分以内の職場に転職したい。そう思う人も結構いると思います。
しかし、転職理由で、「職場が近いので御社に応募しました!」と答える人はほとんどいないと思います。アルバイトでもギリ許されない(?)回答かもしれません。
 でも、実際に通勤時間は非常に大切だと思うのです。
私も通勤時間は絶対ドアtoドア30分以内が良くて、転職先を探すときも、乗り換えなしの線内で行けてかつ乗車時間が20分以内の駅にある会社に絞っていました。
 結果、希望通りドアtoドア30分以内の会社に転職し、乗車時間は10分になりました。快適な通勤になり、無駄なストレスが大幅に軽減されました。

裏面の軸を設定する


 面接では口が裂けても言えないけれど、こんな職場は嫌なんだ!という点を、裏の軸として設定していきましょう。
・通勤時間30分以上は無理
・退職金がない会社は無理
・賞与最低5カ月以上はないと無理
・家族経営の会社は無理
・設立10年以内の会社は無理
・平均年齢20代の会社は無理
・募集ページに若手でも役職つき、どんどん昇格と書いてある会社は無理

 人によって、こんな会社は無理!と思う点は異なると思いますが、洗い出してみると結構出てくるものです。
自分の中で地雷ポイントがあれば、それを避けるようにするとかなり転職の成功に使づきます。
 転職の成功は、希望通りに働けること。だから希望条件のみを書き出して転職活動を始める方が多いですが、実際には希望や理想と同じくらい、嫌なことを避けることも重要になってきます。
 仕事と考えると、業務そのものにフォーカスしがちですが、その業務を行うとき、どんな環境で取り組むことが出来るのか?どんな社風の会社に身を置くのかも仕事のしやすさに影響が出てきます。
 正直、私は事務職ならわりと何でもよくて、仕事内容よりも勤務先の立地、年収、社風に重きを置いて転職先を探していました。

 最後に


 今回は、仕事の何が嫌なのか?について、徹底的に洗い出し、負の感情にしっかり向き合っていただける内容にしたいと思い、noteを作成しました。
 自己分析をしないと、辞めたいと思っている理由の核にすらたどり着けないこともよくわかっていただけたと思います。
 というのも、転職の失敗としてよくあるのは、転職したら前職の良さに気付いてしまったという後悔です。
 本当は営業向きなのに、営業が向いてないと勘違いし、未経験業務にチャレンジしたら、思ったのと違った・前職のほうがやりがいがあったと感じてしまうのでは、転職失敗です。
 自分の不満点を洗い出せば、その段階で、営業の仕事には不満はない、むしろ営業職自体は好きなんだ、慢性的な残業が当たり前という雰囲気が苦手なんだ。という、真の理由にたどり着けるはずです。この場合は、平均残業時間が15時間以内の営業職に転職すれば、不満点の解消に近づいていくはずです。

 これから第二新卒転職を検討している方には、ぜひ転職を成功していただきたいと思っています!
そのために、このnoteでは、第二新卒転職に役立つ情報をどんどん発信していきますので、ぜひフォローしていただけると嬉しいです🌸

次回もまたお会いしましょう。



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