見出し画像

母親から離れれば、心は解放されるのか?

すごく些細ことなのか?
長年の膿なのか?

私は、干渉されることを嫌う。
一挙手一投足、監視されることを嫌う。
コントロールされることを嫌う。

いちいち指摘をしてこないでくれ。

何をするにもコメントが付いてくる。
そのコメントの内容は、基本「否定」「批評」

会話をするとなっても、基本「不満」「不服」「過去のストレス」がほとんど。
楽しさもなんもない。

めんどくさい。
同居するんじゃなかったな。

親孝行だと思ってとった私の行動は、間違っていた。

この短期間で実感した。

素直になれないや。

頭では知っている。

女手一つで、私と妹を育ててきた。
いなくなった父親の多額の借金を返済しながら、生き抜いてきた。
独身で背負うものはなく、自分のやりたいように生きてきた私には
理解できない世界線だ。

「あんたたちにご飯食べさせるために、学校に通わせるために、私は会社で嫌な思いをして、ボロボロになって疲れても家事をやってんだよ!」

この言葉は、幼い私に衝撃を与えた。

「私と妹がいなくなれば、お母さんは幸せなんだ」と思った。
当時、私は小学低学年だったと思うが、市営住宅の最上階に住んでいて
妹と一緒にベランダから飛び降りて死んでしまえば、
お母さんは楽になれるのだ、というアイデアが浮かんだことを覚えている。

さらにその頃、我が家には男が出入りしていて、夜に母とその人のsexを目撃しており、
その時の私は、母とその人は恋人同士なのかと思った。
母子家庭だったので新しいお父さんになるか?と思ったけど、私は普通に会話はできていたけど、受け入れることはできなかった。

もう、私たちは邪魔者なんだと思った。
「私は、いないほうがいい」そう思ってた。

居場所がない、と思っていた。

小学生の時、「お父さんがいる家族が欲しいな」って、言ったことがある。
ニュアンスとしては、「あの子の家にはファミコンあるから、私もファミコン欲しい」っていうレベルだったんだけど、

母が、超絶ヒステリックになり、
「じゃー、あの時、車で飛び込んで死ねばよかったわっ!!!」
と叫び出したのだ。
他にもなんか色々言ってたと思うけど、覚えてない。
※父親が残した多額の借金と3歳の私とお腹の中の妹が残った母は、
車で海に突っ込もうとしたが、「帰りたい」と訴える私と、腹の中の妹が腹を蹴って引き返すことにした、と後日聞いたことがある。

ただ、時間が過ぎるのをひたすら待った。

私は、なにが起きたのか分からなかった。
物欲の発言をしただけなのに、とてつもない事件を起こしてしまった、と
とてつもない罪悪感で、全身が強張り、喉元の締め付け感、刃物で切り刻まれる感じ、みたいな体感があり、
しばらく声を出すことができなかった。

それでも日々が過ぎていき、何事もなく歳を重ねていくのだが

思ったことは、軽々しく口にしてはいけない、
私の思いついた発想は、事件を起こすかもしれない、
私のとる行動は、大切な人を悲しませ不幸にする。

という方程式が、やんわりと形成されていたような気がする。

どんどん、母親の前では自分の行動を見せないようにする、
または
母にとって「OK」と判断されるような言動をする、振る舞う。

という習慣が身についた。

この習慣は、大人になってから役に立ったこともあるが、
のちに苦しむ技であることにも気付く。

そして、今、
久しぶりにその母と同居し2年が経過するが、
自分が小さく収まり、自分が興味や関心を持つことを突き抜けて没入する集中力が欠けていることに気付く。

これを「母のせい」と言ったら情けないのだが
どうも体が心が不一致状態で苦しくなっているのも事実で。。。


今朝、私が電子レンジで食材を温めているところをチラッとみて
「これラップかけなくてもいいんだよ」
って言われただけで、私は胸糞悪くなる。

ほっといてくれ、見ないでくれ。

「知ってる。ラップかけた方が温まるの速いから」

って寝起きの低い声で返答したら

「あんたはいちいち私の言うことに不貞腐れる!そんな低い声で投げ捨てるみたいに言われてさ!外の世界でもそんな態度なのか?お母さんにはそういう態度なの?」

もう、朝っぱらからこんなんで、私は思考停止した。

私は勇気を出して「寝起きでそんな高い声出ないし。演じればいいわけ?」と返してみる。

すると母は「あんたの本心なんてそんなもんなんだね!!」

……もう、訳がわかんないし、何言ってんのかわかんない。

その後もなんか色々言われたが
母は「じゃ、もう私が我慢すればいいんでしょ!?そう言うことでしょ!?」って詰めてくるんで

めんどくさくなって「うん。」と私は返事をした。

1週間後には、引越しが控えている。
もちろん引越し先でも同居だ。
母親との会話は回避不可だ。

私は、どこで何を間違えたかを模索している。

何をどうすりゃ、心が穏やかになるのか、久々に沼にハマった。

この出来事からnote内で、毒親とか、母親の呪いとかで検索して
いろんな投稿を見たりするけど
全国には、いろんな幼少期を過ごしてきた人がいるなーと思ったりしてます。

みんな、今でもモヤモヤしながらも、なんとか毎日を生きているんだね、とささやかにエールを送ります。

そして、これまでの私の日々の出来事も、
全て、台本の中を生きているんだ、と意識の置き場所を気にしてみる。

いいなと思ったら応援しよう!

tenokoの息吹
自分なんかどうせダメだ、という決めつけから脱皮する事を目標としています。 チップをいただいた成功体験を活力にして自分を改造していきます。 そして改造した自分で今度は誰かにチップをお届けし、「いい循環のできる価値のある存在」になります!!