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関節リウマチを完治させる唯一の方法
関節リウマチの痛みを無くすには、原因である免疫の暴走を止めるしかありません。
その方法をこれから解説いたしましょう。寛解ではなく完治させる方法です。
関節リウマチの原因は免疫の暴走であるとやっと最近になって解明されました。
紀元前5000年以上前から人類は関節リウマチに悩まされてきました。
長い間原因が不明であったため、不治の病と恐れられてきました。
原因不明でしたがいまから考えれば、かなりおかしな治療法が行われてきました。
そのすべてが痛みを和らげるための対症療法と言えます。
西洋医学 漢方薬 鍼治療も同じで痛みを和らげる対症療法です。
原因が判明したのだから完治することは簡単だと思うのですが、実は完治するどころか症状を抑えることも難しいのです。
1 免疫のメカニズムを解明するほど難しいことが分かる
コロナウイルス感染のメカニズムをNHK番組ではCGを駆使し分かり易く解説してくれました。
私たちの想像以上にリンパ球は様々な戦い方をして、外敵から体を守ってくれていることが分かりました。
多くの理解ではウイルスなどを囲み、体内に取り込んで死滅させることです。
免疫細胞は貪食するほかに、サイトカインと呼ばれる毒ガスみたいなものをウイルスに浴びせかけることもしているのです。
高度な戦い方を免疫細胞はしています。
このメカニズムが何らなの原因で暴走すると、自分の組織を敵として攻撃し始めるのが関節リウマチです。
関節の滑膜が炎症を起こし痛みを起こすのをステロイドで抑えたり、切りとったり様々なことが施されてきました。
リウマチの治療は痛みとの戦いでしたので、鎮痛と炎症を止めることでした。
2 新薬と言われると鎮痛薬でしたがついに出てきたのは生物学的製剤でした
炎症を抑えるために使われたのがステロイド剤で、これも使いすぎると様々な副作用が出ます。
金製剤と呼ばれる薬や冷凍療法とよばれる今では無駄と思える療法も使われていました。
膝関節手術をした途端後悔した人の話を聞いたことがあります。
原因が分からないし治療法がなかったのですが、次々出てくる新薬は強力な鎮痛剤でした。
免疫を正常にすることが出来ないと諦めたのか、暴走する免疫の働きを止めてしまう新薬が出てきました。
生物学的製剤と呼ばれる新薬です。
日本で発売される前は牛の骨髄から作られるので、狂牛病になると言われ反対もありましたが短期間に普及しました。
最初から様々な臓器や器官に重篤な副作用が出ていましたが、それが出ない時は画期的な成果を出したせいか思った以上に普及して行きました。
それから10年を超えた今はすぐに副作用が出なくても、継続していくと重篤なダメージを内臓に与えると警鐘を鳴らす医師達が出てきました。
一旦開始すると途中で注射を止めることが出来ないのも大きな問題かもしれません。
3 東洋医学には概念の免疫は有っても西洋医学の免疫システムのような精緻さはない
東洋医学の古典に免疫の概念は記されていますが、現在のような免疫システムを唱えているわけではありません。
漢方薬は気・血・水を整えることが理論の根幹です。
関節リウマチ治療を患者が望むような期間内に、症状が次々改善されやがて完治することが出来るかと言えば、おそらく難しいでしょう。
なぜなら1500年の漢方史の中で解決できなかったので、直ちに新しい方法が出てくることは考えられないからです。
お灸については他の機会にも書きました。
名灸師として名高い深谷伊三郎先生の本にもありますが、効果が出て日常生活に支障が起きない程度には効果を出せるようです。
ただ患者が自宅でお灸をしても長く6年を要するので、これは現代人は難しい治療法と言えます。
鍼治療だけでは関節リウマチは治せません。
痛みの緩和には効果があるかもしれませんが完治できるかと言うと難しいと言わざるを得ません。
過去も近代の文献にも鍼のみで関節リウマチを治せたという記述はありません。ただし鍼とお灸の併用で良くなったと言う症例は数多くあります。
4 自己免疫疾患を治す方法は、東西医学にはありません
免疫疾患は必ず炎症を伴うので、薬としてステロイドが使われてきました。
免疫の問題は最初は感染症対策でした。ペストやインフルエンザなどの感染症が克服されて来ると、免疫の問題は自己免疫疾患に移ってきているのではないでしょうか。
さらに最近はとうとう脳の免疫を研究する学者が出てきて、精神病から老化まで免疫が関係していることが解明されています。
硬く守られている脳でも免疫が衰えて、脳の神経細胞が侵され様々な脳神経疾患になります。
それを治療しようと薬を投与しても脳血液関門に硬く守られているので、薬が侵された神経細胞に届くことはないのです。
5 手のひら先生の高麗手指鍼では免疫を正常化するツボは進化とともに現れた6か所のツボです。
絶望的な状況に思えますが「神経免疫学革命」を読んでいると、彼らが難しいとしている免疫調整は私がやっている免疫調整法ではすでに行っていることでした。
私の「手のひら先生の高麗手指鍼療法」は韓国の高麗手指鍼療法にも無い理論と治療法です。
鍼治療と進化論を融合させたものだからです。
その中に免疫調整法があります。
いまは6か所のツボに鍼の本数(刺激度)を検査して免疫システムを調整します。
一見単純なことですが鍼の本数は大変重要なことで、1本足りないことでそのシステムは稼働しないのです。
この進化のツボはそれぞれ進化したところろどころで、様々に変化していてその記憶を今も保持しているかも知れないのです。
よってすべての記憶を読み醒まして動かさなければ、免疫の暴走を止めることは出来ないのではないかと考えています。
緻密に出来上がった免疫システムに対処するには、またこちらも精密に調整していかなければなりません。
単純な装置ではないからです。
如何でしょうか?
「手のひら先生の高麗手指鍼療法」はそのような発想の原点をまとめたものになっています。
興味があればお読みください。
まとめ
人類が育ってくるまで何億年も時間を経過してきました。手のひら先生の高麗手指鍼療法では、フェーズとしてこの進化の段階を発見しました。
魚鳥人間と分けましたが、耳鍼創始者のノジェ博士の意見だと6回ほどになるそうです。今までは後3つのフェーズを見つけることをしませんでしたが、
この度免疫のツボだけ新たな3か所を見つけられました。
確かめるすべもないのですがその位置から推測すると、魚以前に1か所と人間になる前後の時期にあたる2か所です。これから免疫疾患の症例を積み上げて確認することになります。
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