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質問1518:バウンドで迷うと上手くいかない

テニスゼロ 吉田様お世話になります。
http://www.tenniszero.jp/article/16500571.html
(※現在閲覧できません)
こちらの質問に答えていただもので最近ソフトテニスをしながら初心者ながら
硬式テニスの大会にも参加し出しました笑
今日も負けましたが、イップスが出ないし苦しくなかったので(笑)楽しかったです。

悩んでいることが最近ありまして、
ベースメソッドと2バウンドゲームを
やっているのですがベースメソッドだと
呟くのを忘れ、2バウンドゲームだと
直前じゃなくても打ってしまいます笑
やっていることは似ていると思うんですが実践が上手くいっておりませんしバウンドで迷うと上手くいかないのです。
そしてそのせいか分からないですがサーブもタイミングが合わなくて肩を毎回痛めてます泣
アドバイスいただけないでしょうか。

回答
さまざまな要因により、イメージは揺らぎます。

対戦相手の体格や、風向きや風の強さ、インドアかアウトドアか、あるいは自身の心理的緊張の強弱や余裕の有無などでも揺らぎます。

現実的な時間は計ってみるとまったく同じ「1時間」だとしても、楽しい時は早く感じるのに対し、待たされる時は長く感じるのと同じです。

2バウンドゲームの直前ではないタイミングで打ってしまう、といいますか「打たされてしまう」原因は、やっぱりイメージがズレているからです。

そのせいで「バウンドで迷う」というのも、まさに仰せのとおりです。

そしてそれぞれの現象は、ぶつ切れのこま切れではなく、「つながり合っている」から、サーブのタイミングが合いにくくなるのも、また仰せのとおりです。

基本となるストロークが安定しないせいで、サーブもリターンもボレーも、連鎖的に安定しなくなるというケースはよくあります。

逆にいえばそれぞれの現象は「連鎖している」ので、多くの場合基本となるストロークが安定すれば、連鎖的にサーブもリターンもボレーも安定しやすくなる。

ついていない日は、とことんついていないけれど、その反面、やることなすことすべて上手くいく、という日もあるでしょう。
それと似ています。

物事や出来事はさまざまな条件が寄り合って起きますからね。
この法則が「縁起」だということを、これまでにも何度か述べています。

仰せのとおり肩を痛めて、かばいながら打っていたら、今度は連鎖的にヒジや手首を痛めてしまいかねません。

右脚の肉離れをかばって歩いていたら、今度は左脚を痛めるようなものです。

実践が上手くいかないのは、頭ではイメージのズレについて理解はしているのだけれど、ズレたイメージの力により、身体が引っ張られているからです。

山道でとぐろを巻いたロープのようなものを踏みつけそうになったら、蛇だと勘違いして「思わず飛びよける」ような感じで、身体が引っ張られています。

処方箋は仰せのとおり、差し当たって「つぶやけるようになる」こと。
そのつぶやきは、間違っても構いません。

『テニス・ベースメソッド』のテキスト内でも説明されているとおり、イメージのズレがあるうちは、「間違えるのが当然」だからです。

※間違えないのなら、ズレの解消に取り組む必要もありませんからね。

ですが「失敗は成功の母」などと言われますとおり、そうして間違いを間違えとして認識していくと、バウンド情報のデータが蓄積されて、やがて正確なイメージが形成されてきます。

ですから、失敗やミスを、「ネガティブ」に受け止めませんように。
それらは、反省・復習の材料にすれば、「成功の母」なのですから。

過去にひどい「過ち」を犯したとしても、後悔するのは最大の無駄・悪行為。

反省して、「同じ過ちは二度と起こさない」と心に誓い、そのように生きるならば、それが「最大の学び」となる。

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(テニスゼロ)
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