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テニス上達メモ137.「英語を話せない英語教師」にならないために


▶垣花正さんも現場に直面

 
日本のテニスレッスンというのは、旧態依然とした英語教育に似ているとは、よく指摘しています
 
文法を勉強したからといって、英語が話せたり聞けたりするようにはなりません。
 
聞くところによると、なかには英語教師ですら、ネイティブと英会話ができない人もいるという話です。
 
こちらで敬意を込めて(?)ご紹介した垣花正さんが学生だったころ、まさにその現場(授業にやって来た外国人を相手に狼狽する先生)に直面してしまったと、ラジオ番組「あなたとハッピー」で明かしていました。
 

▶型にはめると罠にはまる


理論や理屈を学んでも、それが「できる」ようになるとは限らない。
 
そうやって型にはめて(英文法というのはまさに、枠組みを教える学問ですから)でき上がったのが日本の英語教育です。
 
まさに、型にはめると罠にはまる
 
何となく、できるようになるような「錯覚」をするのです
 
そのやり方が間違っていた(それではできるようにはならない)ことに、ようやく気づき始めたようです。
 

▶「形」を教えるテニススクール

 
とはいえ今、皆さんが日本全国各地のテニススクールで学んでいることといえば、実はこの文法
 
形(=フォーム)です。
 
(すべてではないとしても大半の)テニススクールは、英語でいうところの関係代名詞や前置詞などの「型」を、必死になって教えようとしています。
 
その結果、テクニカルタームはたくさん知っているのに、実際には使えないという人がたくさん出てきていますよね。
 
コンチネンタルグリップ、サーキュラーテイクバック、インサイドアウト、ローディング、プロネーション、スピネーション、キャリオカ……(以下、エンドレスとなります)。

※ちなみに、「ジャックナイフ」や「デッドゾーン」「コートチェンジ」などは、海外では通じず、「スマッシュ」も使われないわけではないけれど、「オーバーヘッド」が一般的らしいです。

▶フォームを知らなくてもしゃべれる子どもたち


逆の好例が、小さなころに英語を感覚で身につけた子どもたち。
 
彼ら、彼女たちは関係代名詞や前置詞など一切知らなくても、自由自在に英語を使いこなせます
 
形(=フォーム)の理論や理屈をたくさん学んでも、テニスができるようにはなりません。
 
それは、一部の英語教師が英会話ができないのとまったく同じです。
 
「できる」ようになるには、外国に行った子どもたちのように、「感覚で覚える」のです
 
もちろん、大人になってからテニスを始めた人が上達する場合にも、同様のことが言えます。
 
ちなみに、感覚でテニスを覚えるための具体的な方法論こちら

「言葉を使わないテニス上達法」を、言葉を使って説明することに挑戦してみました(関連記事「テニスのプレーに『言葉』は不要」)。
 
テニスを理屈で学んでいては、何年やっても英語を話せず聞けない一部の英語教師どまりです。
 
感覚でやれば、短期間で一気に「できる」ようになります。
 
子どもが英語を、自由自在に使いこなすかのように。

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(テニスゼロ)
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スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero