ADHDと共に生きる私の一日一生の流儀
昔から不思議に思っていました。
なぜ、私の思考は、点が線となって繋がっていかないのだろう。
なぜ、昨夜の決心が、今日簡単に霧消してしまうのだろう。
なぜ、目的を定めて、集中を維持し続けることが難しいのだろう。
なぜ、優先順位がころころ変わり、まるで成長感を感じないのだろう。
なぜ、1週間前や1か月前に、大切にしていたものを忘れるのだろう。
なぜ、昨日から今日、そして明日へと、思考と感情が地続きにならないのだろう。
なぜ、過去の記憶が飛び飛びで、連なりがある感覚が失われているのだろう。
なぜ自分は成熟していかないのだろう。
なぜだろう。
ADHDの特性には「思考の飛び」という特性に加えて
「時間の見えなさ」と言える症状があります。
これが私の長年の違和感の正体でもありました。
「時間の見えなさ」とは、過去を思い出すことが難しく、
それをつかって未来を読むことができないのです。
過去の記憶を呼び起こして、今必要な目的にそれを活用することがし辛いのです。
ADHDがあるということは、「過去」と「いま」をうまく繋げられないのと同時に
「いま」と「未来」をうまく繋げていくことも困難です。
誰かが目の前ににんじんをぶらさげてくれると
ようやく努力ができるような脆弱なモティベーションの持続。
目的地向かって努力し続ける力をグリッドと言いますが、
常に目の前の事象に反応してしまい、ちょっと前の思考が消えていく
特性もあり、自身の意志をキープし続けることが人並み以上に難しいのです。
※これまで書いてきたADHD、発達障害の葛藤と対策記事はこちらでまとめています。
そんな私は自身のそうしたADHD特性を知る前に
無意識に「時間感覚の欠損」に気づいて
15年前から30分日記というものをつけ始めました。
これは1日の終わりに朝起きてから夜眠るまでの自身の行動、時に思考を
30分のマス目ごとに全部書き出すのです。
そして活動ごとに色を塗っていく。
それが自身の記憶をどうにか、昨日から今日、そして明日へ繋ぐための
我ながら涙ぐましい努力として始まり、それはいつの間にか
自信を支えるとても大切なアイテム、そして癒しと安心になっていきました。
それをしたからといって記憶力が上がるわけではありませんが、
ADHDの特性として起こりやすい過去記憶の忘却や時間感覚の喪失を
記録として残し続けることに、非常に心に安心感をもたらすのです。
少しずつでも自身が意義あることを積み重ねていると思えるのです。
今後、私はこの30分日記によるADHDライフをより鮮やかに楽しむ方法論を
改めて提唱していきたいと思いますが、今日のテーマはこの特性をふまえて
昨日の決意が今日忘れてしまったり、明日に繋がらないことを防ぐために
そして、昨日の後悔と明日の不安に押しつぶされないために
今日一日をできるだけ丁寧に生きる「一日一生」の流儀をふまえた
仕事日の一日の時間記録を朝起きた瞬間から夜眠るまで綴りたいと思います。
もちろん日々ズレる場合がありますが、自身の一日の理想の行動記録をつけることによって、その日一日をどうにか最善を尽くそうという、今日一日分のエネルギーを今日一日にしっかり当て込む基盤ができるのです。
そしていくら色々と頭に理屈を詰め込んでも結局は
今日それをやるかやらないか、ただそれだけのことなので
今日は、ADHDと共に生きる
できるだけ美しく、しなやかに、強く生きるための
私の一日の記録をしていきます。
ここからは有料記事になりますが、ADHDを抱えながら毎日を生きる術が、方法論以上に具体的なヒントとなって記載されているかと思いますので、是非ご覧いただければ幸いです。
※返金機能もついてますのでお気軽にお読みください。
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