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今に続くもの出会い ☆サッカーレフェリー編 +メンタル
審判やってみていいことあった?やってみたいですか?
よくきかれますが答えはもちろんYEEEEEESですね(笑)
まずサッカーの審判員においてもてんかんと付き合っていくにもひつようななメンタル、精神的なことを今回は書きたいと思ってます。
サッカーでは間違いなく必要なメンタリティ。これは大事。
てんかんでも必要なメンタリティ。なぜ大事か?
メンタリティってWikipediaで…『精神の持ち方』ってでます。
サッカーのレフェリーってだいたい文句言われます。なんでレフェリーは試合の前とかも含め色々な任務があります。任務があり責任も発生します。
試合中は反則を見極め、試合というか選手の感情のコントロールをし、ときにはきびしく接し、ときにはやさしく。いろんなスタイルの審判いるけど自分はよくいろいろお話好きな審判です。
レフェリーももちろん人間です。
あんなレフェリー、こんなレフェリーいろいろいます。失敗してしまうことたくさんあります。半面100%のレフェリーっていません。
イングランドのプレミアリーグではプロのレフェリーのデータで反則の96%が当たっているが4%はミスであるとでているそうです。
そう。プロのレフェリーでも失敗はするんです。なんでプロになれるかというと判定などもありますがメンタルティは本当にでかいと思います。
まぁあたりまえと言ってはなんですが失敗してしまった時そんな失敗をすぐに切り替えて次にいける人はいいレフェリーになります。
90分においてグレーな部分を白か黒に決めるのは審判だけです。選手ではありません。セルフジャッジという名の自分で勝手に反則でしょ的なことがありますが自分は絶対にそういうのは反則にはしません。
しかし反則はであればしっかり笛はふきますがそれが競技規則上にのっとっていなけば反則にはみなしません。まぁ当たり前ですよね。
その見極めがけっこう難しいですし、全選手に受け入れられるかといえばそうではまったくありません。てんかんもそうです。てんかんという病気?を理解してくれる人はほんの一握りだとおもいます。
すべての人に受け入れられなくてもいいなどという考えもこのレフェリーを始めてからのマインド、考え方でした。
なのでこのレフェリーをやっていなかったら自分は多分この病気としっかり向き合う事は出来なかったのではと思います。正直なところレフェリーでのメンタルトレーニングは日常生活にも非常に役立っています。
ちょっとしたことではもうイライラなんて…
しないです。
だってもっとたくさんのストレスというかヒリヒリとした緊張感の真剣勝負の中にいるんですから。いろいろ言われもちろん言われないようにと強くなりましたし、ストレス耐性は意外なところで手に入れることが出来ました。
それが本当にてんかんとの付き合いに大きな影響を与えていて,レフェリーにおいては、選手並みにトレーニングをしなきゃいけない、走らなきゃいけない、見なきゃいけない、判断、決断をしなきゃいけない。というこの上ない影響です。
もしも間違えてもクヨクヨしてるヒマは自分にはありません、レフェリーやってればわかりますがすぐ次のプレーがきます。それなのに一個前の判断、ジャッジを迷ってたとか言ってるヒマはなく、切り替えが本当に大事。
てんかんでも起きてしまった発作を、
『あーーーなんで起きてしまったんだろう………』
とか言ってる場合ではなくハッキリいって次発作が起きたらこうしようとか、起きてしまったものはもうしょうがないから切り替えて歩き続けるしかないんです。
でもね、この前向きに動くのけっこう難しいんです。
精神疾患を抱えている人はわかるかもしれないけど、ほんとうに負のスパイラルや負のオーラってなかなか抜け出せないんだよね。自分だけなんだよね。その一歩が出るかどうか。
メンタリティは本当に大事です。今もこれからも。
次回は仕事についてお書きしたいと思います。