起業するとき大事なこと。地域のサービスに相談してみよう。
相談できない、もう死ぬしかない
私が最初に起業した時は、まだ20代で若く、経営の知識もない上に相談できる人も周りにいなくてかなり厳しい状況でした。
デザインの依頼を受けていた心理学スクールからは、「自分たちのミス」をすべてこちらのせいにされ、その関係で「ミスしたのだから制作費は払わなくていいよな!」という圧力がかかり、当初予定していた資金が回らなくなっていきました。
持病の子宮腺筋症は、わたしのひと月のほどんどに激痛をもたらしつづけていましたが、ストレスでそれも悪化する一方。
経費を抑えるために頑張ってやりくりすると、会計士が「儲かってそうだから、売上の一部を報酬としてもらう」という交渉を度々してきて、自分の給料や家賃すら払えなくなっていったのです。
同時期、心理学講師からの「お前はなんの価値もない」というマインドコントロールによる刷り込みが続き、自殺するしか選択肢がなくなってしまいました。
あのときに、地域や国のサービスをもっと活用していたなら…
あのときに、地域や国のサービスを知っていたなら。
そして、もっと活用していたなら…と思うと、悔やまれてなりません。
気軽に相談して良いんだ!と思えていたなら、もっと違っていたように思います。
様々なセラピーやトレーニングを経て、あの頃のトラウマはかなり薄っすらとしてきましたが、やはり何かを立ち上げる時は「孤独」や「怖さ」「不安」という壁が立ちはだかります。
しかし、コロナ禍ということもあり、個人的には「子宮の持病」と「不妊治療」による通院というテーマもあり、自由に使える時間に制約がある中で、どうやって生活資金をやりくりしていくか…というと。
やはり「自分なりにカスタマイズされた方法(時間のやりくりや稼ぎ方)」で、オリジナルな事業を試すしかない!ということ。
起業塾などにも通いましたが、高額の費用がかかるだけで、具体的にはあまり役に立ちませんでした。
そこで、今活用しているのが、地域のサービスです。
商工会議所に行ってみた
親切なオジサマたちが、初心者のような些細な相談にも乗ってくれるという夢のような場所。
そのときに当たる担当者の方のコミュニケーションスキルや、性格、知識の深さにもよると思いますが、経営に関することなら何でも調べてくださいます。
商工会に直接問い合わせをするか、国税局の相談窓口に電話をすると、記帳相談会のお知らせというハガキを送ってくれます。
ハガキがきたら、時間の予約を電話で行い、当日は帳簿や起業にむけた資料を持参して相談しに行きます。
わからないことや、困っていることがあれば、事前に「これを聞こう」という内容をメモして持っていったほうが良いです。
金融公庫の資料を使ってみよう
上記のような創業の手引や、下記の一覧から必要な書式をダウンロードすることができます。
特に、創業計画書は、書いておくと相談の際に便利なので見てみてくださいね、と商工会のオジサマにもおすすめされたもの。
そういったテンプレ―トを知らなかったので、自分で作ったものを今まで使って事業計画書をつくっていました。
国や地域のサポートでダウンロード出来るようになっていたのですね…。
ダウンロードしたものは、エクセルで編集してもいいですし、セブンネットプリントに登録してコンビニ印刷して自筆で書き込みしてもいいと思います。
補助金の相談や、海外展開などの計画書などもあるので、あなたの夢や起業にむけて、具体的に書き込んで見ることから初めても良いと思います。
資金繰りや、創業時に必要な予算なども具体化してきますよ。
まとめ
無知でも馬鹿でも、失敗してもいい。
ただそういうときに、相談できる場所をあらかじめ確保しておいたり、突破できる知識をどこから得るか目処をつけておくことは必要かなと思います。
また、商工会での相談は、わたしの地域では「創業準備中は無料」、「起業したら千円ほど」の相談料(会費)がかかります。
「創業準備中は無料」なので、一人で悩んだり、もんもんと抱え込んだり、頭の中でふくらませるだけで具体的な書式に落とし込んでいない!という場合にはぜひおすすめです。
事前に書式に記入してから持参すれば、相談もスムーズですよ。