MDIC認定試験からみるうつ病
こんばんは。
雨が降ったり止んだりと、難しい天気が続きます。
なかなかマインドコントロールが難しい気候だと思います。
さて、私は普段医療関係の仕事をさせていただいているのですが、MDIC(医療機器情報コミュニケーター)の認定試験に向けて精進している最中です。
その中で、精神疾患などの講義があったので、少し皆さんに共有できたらと思います。
精神療法
精神療法には主に2つに分類され、「生物学的視点」と「社会心理学的」に分けられます。
生物学的視点では、薬物療法、いわゆる向精神薬や抗うつ薬、抗不安薬、気分安定薬などに分類されます。
一方で社会心理学的療法では精神療法や認知行動療法、作業療法などに分類されます。
薬物療法での治療
抗精神病薬→主に統合失調症の治療に使用。統合失調症では幻覚・妄想などの陽性症状、無為自閉、感情鈍麻などの陰性症状や情報処理に関連した認知機能の障害が見られる。
抗うつ薬→主にうつ病の治療に使用。うつ病では意欲減退、興味喪失、思考抑制、抑うつ慈哀感および自死念慮などの症状が見られる。
抗不安薬→主に神経症及びストレス関連障害の治療に使用される。不安、焦燥、緊張及び自律神経系のバランス障害による様々な非得意的身体症状(頭痛や動悸、胃腸症状など)が発生する。
気分安定薬→主に双極性障害(いわゆる躁うつ)の治療に使用される。
躁状態では病的爽快、誇大性、精神運動興奮、攻撃性などの症状により、著しい社会的機能障害が惹起される。
心理社会的視点からの治療
精神療法→患者の悩み、不安を傾聴することで患者が聞き手と語るうちに自らの抱える問題のあり方とともに、物事の受け止め方、考え方、自己評価などの偏りに気づき客観的に捉えられるようになり、問題解決に向けて自ら公道していくことを手助けするのが精神療法である。
認知行動療法→精神療法を基本的な対応とすることで、患者自らの「認知の歪み」に気づいてもらい問題解決のために段階的な目標設定と目標到達のために自ら行動していくという一連の流れを手助けするのが認知行動療法である。
作業療法→様々な精神症状によって惹起された生活及び社会的機能の回復を、作業療法士の指導を得ながら、手作業、運動などを通じて実現する治療である。
適切な治療を受けましょう
私もそうでしたが、いざ精神科、心療内科の先生の診察を受けると、どうしても自分を少し大丈夫な雰囲気を出してしまったり、遠慮しがちになって本音が言えないこともありますが、先生は本当のことを知りたがっています。これは、普段私が先生と営業をする際によく聞く話です。
なので、皆さんもぜひ、本音で先生にぶつかってみてください。
出なければ、たとえばうつ病なのか、躁うつなのか判断に苦しんでしまい、本当に必要な処方箋を出せなくなってしまいます。
私は悪夢や嫌なことがあったら、すぐにスマホのメモに記載して、診察日に先生に全て起きたことを話します。
そうでなければ、ドクターも困ると思うので。
ぜひ実践してみてください。
それでは、おやすみなさい。
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