低糖質な暮らし
未だに賛否両論だが、高血糖が体に害を及ぼす事は確かなようだ。
昨今は、糖尿病だけでなく、アルツハイマーやウツ病、ひいては老化まで、糖質過剰摂取が原因ではないかと言われている。
もちろん、ガンや心筋梗塞、脳梗塞なども、糖質の過剰摂取が根本原因らしい。
そういうわけで自分は4年前から糖質制限を始めた。
甘い物が好きなので、たまには人工甘味料の入った物も食べるが、出来るだけ糖質の少ない食材を食べるように心掛けている。
しかし、毎日の食事で白米・パン・麺を抜くには努力がいる。
自分の場合、朝食と夕食の1日2食だが、朝はサラダと卵料理。夕食は、魚か肉料理と決めている。
決めてしまえば、その中からメニューを考えるだけだから割と楽だ。
卵料理にも、ゆで卵、玉子焼き、目玉焼き、ポーチドエッグ、スクランブルエッグなどいろいろあるし、野菜やハムなどを入れる手もある。
夕飯だって、魚か鶏か豚か牛のどれかを選べば良いだけだ。
最初のうちは、やはり主食が無いというのが気持ち悪いが、それはすぐに慣れるものだ。
今や、全く気にならない。
それどころか、主食が無い分、おかずの味付けは薄味で十分になる。
逆に濃いめの味付けだと食べきれない。
こういう生活を4年も続けていれば、さぞかし身体に変化があるように思うかもしれない。
最初の3ヶ月で体重が20kg 減ってからは体重は一定だが、一切リバウンドは無いし、風邪も引かなくなった。
今は定期的な病院にもかかって無いし、若い頃からの偏頭痛も無くなっている。
何より、血圧は上が130前後で安定している。
(糖質制限を始める当初は、上が160を超えていた。)
おそらく、このまま死ぬまで糖質制限を続ける事になりそうだ。
たまにはカレーや鰻丼、牛丼などが食べたいと思うこともあるにはあるが、ご飯の代わりにカリフラワーや豆腐などを代用する事で、なんちゃって丼も食べられない事はない。
別に長生きしたいとは思わない。
ただ、ピンピンコロリが理想。要介護になりたくないだけだ。
今は、伊豆の山の中で一人暮らししているので、誰にも頼ることが出来ない。
頼るつもりもないが、そのためには死ぬ直前まで自分のことは自分でやれるように体調を整えていなくてはならない。
糖質制限に関する本は、出版されるたびに出来る限り読んでいるが、年々、その正しさを証明する科学的なエビデンスも蓄積されている。
しかし、いくら今正しいと考えられているからと言って、未来永劫正しいとは言い切れないので、最後は信じるしかない。
それにしても、人類70億人の繁栄をもたらした「農業」が、自然の摂理に反するものだったとは、神様も罪な事をするものだ。
(人類は「農業」を始めた事により、それまでの脂質エネルギーから糖質エネルギーへとシフトチェンジしたのだ。)
とは言え、現在、地球上に生息している人類の数は多過ぎる。
適正な数がどれくらいなのかは知らないが、今の半分以下でも十分なのではないかと思う。
もっとも、すでに生まれている者を殺すわけにはいかないけれど、幸い、先進国の人口は減り続けているし、今後、糖質制限をする事で賄える人口が減るなら、それは敢えて許容すべきなんじゃなかろうか?