今日はチームノームを決めてみようと思う

昨日に続き「リーダーになったら知っておきたい12のこと」から、
仕事に生かしていこうと思った、自身の学びを記しておこうと思います。

会議はルールが決まっていないと、議題の決定の仕方や実施時間などが曖昧になるものです。また、会議とはいうものの、慣習的な儀式のような時間のムダでしかないものもまだ残っている会社もあるようです。
グーグルではムダな会議にならないよう、次のようなノーム(規範)があります。

●意思決定者が誰かを参加者に事前に周知する
●参加者は8名以内が原則
●意思決定者が会議の目的と参加者を決め、開催24時間前までには参加者にアジェンダを送付する
●会議の最後に決議をとりまとめ、決定事項とアクションプランを48時間以内に関係者に送付する

また、アマゾンでは創業者のジェフ・ベゾスが始めた「ピザ2枚ルール」というユニー クな取り組みがあります。
チームの会議は2枚のビザでお腹がいっぱいになるくらいの人数で行えば、意見が出しやすいし、効率的だとする考えです。
ビザ2枚を分け合う人数だとすると6〜8名くらいの規模です。

来年度の体制による会議が、まさに今日から始まります。
会議を主宰する主任として、1回目となる今日の会議は、
ノームをメンバーで決定する大切な時間としたいなと思っています。
とりわけ、会議の目的を明確にし、
常に次のアクションへと結びつけられるような仕掛けをしたいです。

本人の成長につながる仕事を割り振りしたその次は、本人がその仕事を面白く感じられるように働きかけていきます。
このとき参考になる考え方が「ジョブ・クラフティング」です。
ジョブ・クラフティングとは2001年に組織行動論の研究者である米国のエイミー・レズネスキー氏とジェーン・ダットソン氏によって提唱された概念であり、メンバーの仕事に対する認知や行動を修正していくことでやらされ感のある仕事をやりがいのある活動へと変容させる手法です。

ジョブ・クラフティングでは、上司の指示ではなく、メンバーが自分の意志で仕事を再定義し、自分ならではの仕事に変えていくことで、仕事そのものへの思い入れや愛着を強めていくことができます。ワークエンゲージメントを高める方法といえます。

「クラフト」とは、職人の技術や技巧による手工芸品のことです。機械で大量生産されるのではなく、職人が丹精こめて1つ1つ作り上げたものというニュアンスを持ちます。
これと同様に、ジョブ・クラフティングとは仕事の担い手が仕事を手作りするように、自分ならではの仕事にしていくことです。ジョブ・クラフティングに取り組むには、「業務」「人間関係」「認知」の3つの視点からアプローチします。

●業務クラフティング:創意工夫を入れて、仕事自体を充実させること
●人間関係クラフティング: 仕事を通して人間関係を充実させること。
●認知クラフティング: 社会的な価値など仕事への意味・意義を見出すこと。

1年間の大まかな業務分担をお願いすることになるのですが、
メンバーそれぞれが、ジョブ・クラフティングを行うことで、
仕事に対するエンゲージメントを高めてくれれば嬉しいです。
そのためにも、「コミュニケーション」が大切。

働きがいについての専門研究機関である米GPTW (Great Place To Work) が2016年にフォーチュン誌に発表した調査報告「働きがいのある会社100」では、社員が長く働き続けたいとの想いを喚起する最も重要な要素として「私の仕事には特別な意味がある」が示されました。

仕事の意味や意義が腹落ちすることで働きがいの気持ちが喚起されるということですが、その好事例に新幹線清掃員のチーム変革があります。
これはハーバードビジネススクールで「7分間の奇跡(7-Minute Miracle)」としてケーススタディにも採用されました。

「7分間の奇跡」とは新幹線到着後に1車両7分という驚異的なスピードで清掃しながら、清掃の仕事をショータイムのように変えたことです。

「私の仕事には特別な意味がある」
素敵な言葉です。自分の仕事が人のためになっていることを実感してもらうことで、
大きなやりがいを感じてほしい。それが私のやりがいにもつながります。

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