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生徒が掃除をするのは当たり前なのか?

掃除が大好きだ。
綺麗になれば気分もよくなる。
かつての在籍校では学級活動だけでなく部活動でも、
掃除を取り入れて、その指導を行っていた。
「目に見えないチャンスに気づくために、まずは目に見えるゴミに気づく」
この言葉を何度口にしただろうか。

さて、掃除を学校で指導することは、
果たして当たり前のことなのだろうか?

中盤以降に出てくる妹尾さんの言葉、大変共感した。

「サッカーの試合のあと日本人サポーターがゴミ拾いをしている光景が海外から称賛されるなど街なかにゴミが少ないことは清掃指導の効果かもしれません。だからといって毎日・強制的に子どもたちに掃除をさせる必要があるのでしょうか」

「きれいにするのが狙いなら、ほうきとちりとりではなく掃除機を使えばいいですし、業者を雇ってもいい。子どもたちの心の教育が狙いなら毎日やることは疑問で、家庭科や道徳の授業の一部で行えばよいと思います。毎日、掃除をする効果がどれほど出ているのか検証もなされないまま、なんとなく続けるのは疑問です」

そもそも、記事にもあるように、学校での掃除指導について、
文科省も明確な根拠が無いことを認めている。
にもかかわらず、過去の慣習そのままに、
さも「当たり前」のごとく指導は続いている。
下のような文書もある。

https://www.pref.saitama.lg.jp/documents/28045/gakkyuukeiei7-2.pdf

別に、掃除自体がいけないわけでは無い。
「昔からそうだから」で何となく続けている慣習を、
ここらで一度見直してみてはどうだろうか。

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