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金蝶饅頭はなぜ、ぬくもりの味がするのでしょう?Ⅱ~その後の吉田家~その2

平成二十九年三月

多くの方のご協力を賜り、ささやかながら本店のプチ改装できました。

私が生まれる前、当時地域で一番に建ったと母がよく自慢していた4階建てのビルも、50年も経ってアチコチ壊れ、後半25年は絶望的な現代の中で。

目の前の出来る修繕に取組み、排水詰り問題やハト害、水中ポンプ故障など屋上へ上がる機会も多く、「親父も、えらいもの遺してくれた・・」とふわりと飛び降りそうになる感覚に見舞われた思い出。

”直す”というマイナスを0にする行為。—― これを”後ろ向き”とした場合、
ようやく目に見えて”前向きな”お金の使い方ができたと喜んでおります。 

平成二十九年七月

私、四十五の歳にして、地道な婚活の末、吉田家に待望のお嫁さんが来てくれました。
若女将としての器量充分、間に合うお嫁さんです。

地元の仲間、そして社員にも大変に喜んで迎え入れていただき、人生ようやく報われ始めた瞬間でございます。
オリジナルの、銘菓「金蝶饅頭」と名物「水まんじゅう」を柱に、これからを本当に楽しみに、より一層、お客様の、そしてお菓子の期待に応えるべく励んでまいります。

その3に続く

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