モチモチの木 第7時
はじめに
昨日は「モチモチの木」第7時を行いました。
タブレットを勤務校に忘れてしまうという失態を犯してしまいました。。。
というわけで一日遅れでいきます。
本日もよろしくお願いします。
授業の実際
本時は今までに読み取ってきたことを基にして、「豆太」はどんな人かを考えていきました。
導入部
いつも通り導入の発問です。
が、今回はいつもと違います。いつもですと、前時に何をしたかを聞いていました。
今回はまとめです。また、今回の活動のヒントになることを子どもたちに振り返ってほしかったので、今回の発問を
「今まで豆太とじさまの性格や気持ちを読み取ってきましたね。何を基に読み取ってきましたか?」
としました。
導入の発問は本時に入るための助走みたいなものなので、必ずしも前時を聞かなければいけないというわけではありません。
その結果
・豆太の行動や会話
・じさまの行動や会話
・二人の様子(地の文)
・じさまの豆太の対する思い
それぞれかぶるところはありますが、以上のように出てきました。
先「では、今でたものを基に豆太の性格を考えていけばいいんだね。」と授業に入っていきました。
読み取り部
本時の読み取りは全て子どもに任せています。本学級ならできると思っているからです。しかし、丸投げというわけではありません。
本時では、教科書の本文のいろいろなところにある「豆太はどんな人か」を読み取るヒントをたくさん見つけるということが大事になってきます。
子どもに言っても、なんとなくは分かっていますが、なんとなくです。
そんな時は分かりやすい例えを使います。
どちらも同じくらいのおいしさのカレー屋があるとします。
Aというカレー屋は1人の人がおいしいと言っているよ。
Bというカレー屋は5人の人がおいしいと言っているよ。
どっちの方が信じられる??
子どもたちはBと言います。(純粋な子たちで助かります。)
今回の学習でも同じだよ。
教科書の一か所から「豆太は~な人。」っていうよりも教科書のいろいろなところから「豆太は~な人。」って言った方が「確かに!」ってなるよね。
それを目指していこう!
このような感じです。
担任の肌感覚で子どもに?があるときは例えを使うといいです。#比喩ラー
たまにさらに?になるときもありますが、そういうこともあります。
たいていの子どもなら、「これでいいや」となりそうなところですが、本学級の子どもたちは「もう少しやりたい!」と意欲的にノートに考えを書き綴っていました。あの静かに鉛筆で書く音だけが聞こえる環境、いいな。
交流部
今回はいつもやっている交流の仕方を紹介します。
友達の考えをたくさん吸収してほしい、いろいろな考えが出るだろうなというときによく使う交流の仕方です。
「付箋交流」です。
必要なものは大き目の付箋と鉛筆、自身の考えが書いてあるノートです。
やり方は至ってシンプルです。
付箋に友達の考えに対する自分の考えを書いて机に貼るだけです。
基本ルールは二つ
・自分の名前を書くこと。
・必ずプラスのことを書くこと。
です。
あとはその学習で身に付けたいことに応じて、付け足していきます。
「文章の分かりやすいところ」や「根拠にした部分が同じか否か」などです。
メリット
見た目でたくさんの人から感想がもらえたらなと感じられることです。
デメリット
数の多い少ないが一目でわかってしまう。
デメリットに関しては子どもたちに次のように伝えています。
付箋が少ない人もいるけど、その人に行けば、その人の素敵なところをいち早く見付けられるよね。とにかくいろいろな友達にたくさん行こうね。
リフレーミング的に伝えるのも大切です。
あとは純粋に子どもはペタペタと付箋を貼るのが好きなので、どんどん友達の考えを読んで付箋を貼っていきます。あっという間に付箋がなくなるほどです。
交流が終わったときの子どもたちの嬉しそうな顔もとてもかわいいです。それを見れるのもこの交流の素敵なところです。
今日は「モチモチの木」の最後だったので、豆太スタンプを押して終了です。とても楽しい「モチモチの木」でした
おわりに
「モチモチの木」全7時でした。
とても楽しい7時間でした。
今まで読んでくださった方々ありがとうございました!
また違う実践をそのうち挙げていこうと思います。
今後ともよろしくお願いします!