見終わった後の最初の感想は、普通だなぁ、これで終わりなの?という感想だった。 タイトル通り数奇な生まれから始まったベンジャミンの人生も、そんな彼を愛してデイジーの人生も、あっけなく幕を閉じていった。 ただ、むしろ人生というものはそういうものなのだろう。 人生において年齢や外見、生まれなんかは関係ないということ。 人生は感動と驚きや愛、そしてままならない様々な障害で作られていること。 これらが、ベンジャミン・バトンのごく普通の人生をのぞいて私が感じたことである。 人生に、
時には、考えすぎずに歌い、踊り、自らの進みたい道へ純粋に突き進むことが時に世界をも変える、そんなことを伝えてくれるような映画だった。 そして、いろんな情報や知識やら、よくわからないものに満ちているこの世の中で映画という形で前述した思いを届けることができるのは、本当にすごいと思った。 ヘアスプレーも当然、歌と踊り以外のさまざまなものに満ちていた。 激動のアメリカ、人種差別、ルッキズム。 こういったいろんなものが蠢いており、もしこれがテクスト分析の対象、課題として与えられたの
5年前くらいにみてから、もう一度久しぶりに見た作品。 やっぱり、とてつもなくかっこよかった。 色々かっこいいいところとか、昔に比べて変化した感想とか、色々思うところはあるけれど、やっぱりただただガロがかっこよかったし、ああなりたいと思った。 ガロは、最初からずっと自分の信念を貫いてたし、何よりも自分そのものを臆すことなく表面に出し続けてた。 火を消すこと、人を助けること。そういった尊いものも掲げながら、自分の求めるかっこよさにも妥協しない。重要な局面であっても、自分の