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プロメア

5年前くらいにみてから、もう一度久しぶりに見た作品。

やっぱり、とてつもなくかっこよかった。

色々かっこいいいところとか、昔に比べて変化した感想とか、色々思うところはあるけれど、やっぱりただただガロがかっこよかったし、ああなりたいと思った。

ガロは、最初からずっと自分の信念を貫いてたし、何よりも自分そのものを臆すことなく表面に出し続けてた。

火を消すこと、人を助けること。そういった尊いものも掲げながら、自分の求めるかっこよさにも妥協しない。重要な局面であっても、自分の求める火消しのかっこよさに純粋になる。

きっと普通の人なら、世界を救う機体であるデウスエックスマキナがかっこ悪かったとしても、特に何も思わないだろうし、思ったとしても飲み込むだろう。

ただ、ガロ・ティモスは飲み込まない。世界の命運、クレイの暴走、そんなの全部関係ない。一番納得できる、自分が信じている、そして一番かっこいい道を歩み続けて行った。だから、彼はかっこいいんだろう。

もちろん、そんな彼の行いはバカと一蹴されたりする。作中ではあまり描かれることはなかったが、彼の行動によって、救助に支障をきたしたりすることもあるだろう。

でも、そんな彼に道を示し、導いてくれる存在がいる。バーニングレスキューのみんな、そしてリオ。

ガロがあまりにも無茶なことをしようとすると、イグニス隊長やアイナが引き止める。レミーやバリスがガロを支える。ルチアがガロの無茶に応えた機体を作る。そしてガロも、バーニングレスキューのみんなを信じている。

そんなガロだからこそ、リオをも導くことができたのだろう。常に自分を偽らず、信念を持った男に問われたからこそ、リオはバーニッシュとしての矜持を思い出せたのだろう。

自分の信念に沿って生きる。そして、その輝きに引き寄せられた仲間と絆を深めていく。そして、その信念が曲がったとき、逸れそうになった時に共に支え合い、導き合う。

そんな仲間達が織りなす物語であったからこそ、ガロ・ティモスはかっこよかったし、プロメアは最高の作品になったのだろう。


現実世界に、プロメアはもしかしたら存在するのかもしれないが、残念ながら私はまだプロメアらしき存在にもバーニッシュにも出会ったことはない。

ただ、炎のように熱い思いですらも、心に縛り付け、ないものとして振る舞う人はたくさんみたことがある。

そんな人たちを楽にしたい。そんな人たちが自分に正直に燃え上がるために力を貸したい。

プロメアを見て、そう強く思った。

だからこそ、まずは自分の心に正直に生きること。自分の信じるかっこよさを目指すこと。

ガロ・ティモスのように、いついかなる場所でも見栄を切り、堂々と名乗り上げられる自分を目指して生きていく。

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