私が、シンエヴァまで見終わって感じたこと⑤

自分の現状を変えるためには、自分の意志でそれぞれが選択して、しか、現状のルートを変えることが出来ません。
他の人が与えてくれているもので満足出来てないのであれば、自分で行動しなければ、それ以上を無理に求める事は出来ない、と言う事です。
エネルギー的な話をすると、自分に見合ったものが引き寄せられている、という事になると思うからです。
それが現実、という事です。どんなに辛くてもですね。
つまり、頑張っているのに、何故か報われない、と感じるというのは、自分に自信がないってところからそういう感情になるのかなと思います。
弱い自分の事を認められない。こんなにやったのに、報われない！というのは、
辛い現実を直視する事が出来てないからです。
自分の事を認める事が出来たら、頑張ってたけど、現実的にはこの頑張りで足りてないんだな、と思えると思います。
そのままの、ありのままの自分を認める、という事ですね。
つまり、ダメな自分を認められていない、という事です。
愛が足りてない、認められるという経験が少ない人は、ここに陥りやすい、という事です。
元々、愛が足りてない人間からしたらそれがとても怖いからです。
人間は承認欲求あります。それが欲しくて堪らないのに、ずっと与えられず育ってきた。
否定されたり拒絶されてしまうと、自分には愛される価値がないんだ、と烙印を押された感じにまでなりやすいのです。
親から愛情をうまく感じ取れないコミュニケーションをされていたり、親との相性が悪かったりするとこういう事が起きやすいと思います。
本当に愛して欲しい人に愛情表現をしてもらっていないと、余計に辛いです。親が代表例だと思いますが、
これは、好きな好意を抱いている恋人になりたいと願ってる相手からの拒絶も同じです。とても辛いです。
日本人は特に、愛情表現のコミュニケーションが物凄く下手な人が多いと思います。
それはそうなるに至った歴史があるのでしょうけど、恐怖で支配されている、奴隷でないのです。
感情は許されて当然なのです。なぜなら人間なのですから。元々あるんですから。
それを皆、我慢してるんだから、あなたも我慢しなさい、みたいに育てられたり、するだけだと勘違いするのです。
その感情をまずは認めてあげる、というステップが必要かな、と思いますが、
我慢が美徳とされてきた日本では特にそういう、お国の為に、と感情を捨てる教育がされて来た歴史があるからなのかなと思います。
私は思います。この先祖代々受け継がれてきた、感情を押し殺させて国のために我慢させる、みたいなのは良くないと思います。
一人一人が自分の感情を大事にしていいのです。思考の自由までは奪えない。
人間には感情があるからです。

破で、シンジ君は、お父さんに認めて欲しい、愛して欲しい、と思っているから、エヴァに乗ってました。
親からの愛を感じられていなかったので、自然な行動かな、と思います。
子供の時に愛情を上手くもらえなかった人は、特にこうなると思います。
ですが、破でアスカは、特別にアスカでいいわよ。ってシンジのことを認めて愛情表現してるんですけど
まぁ、シンジにはあんまり届いてないんですね。シンジはお父さんに愛を貰いたいと思ってるので、アスカの不器用な、あなたの事認めてますよアピールには気がつきません。
アスカは、あんたって本当にガキねって、言うのは、まぁ、いろんな感情が入り混じってると思います。
アスカは、認めてもらう親すらいなかった。
自分が愛情を注いだら、愛し返してくれる様な家族が欲しかった。家族を作るためには、深い愛情を注いでくれるのは、
恋人であり、結婚したらパートナー、唯一無二の存在になり結ばれたかった。
と思ったと思います。まぁ、最初は恋人を求めていたかはわかりませんが、シンジと一緒にいる内に、男の子として、好きになったと思います。
女として見て欲しいのは確かです。
Qでは、女に手を出すなんてサイテー、と言うのは、シンジには女として見て欲しかったからですね。
だから、自分が認められる様なシンジが目の前に現れたので、シンジに自分の事を見て欲しかった。
お父さんに嫉妬したのかもしれませんし、アスカが勇気を出して、シンジにアプローチしても、シンジはお父さんに認めて欲しい、という子供みたいな理由。
アスカが距離を縮めようとシンジに好意を伝えているのにです。
まぁ、シンジがお子ちゃまで恋心みたいなものがよく分かってないからなのもあると思いますけど。
（※シンエヴァでこれにシンジはやっと気がつきます。後々、これも書きます。）
アスカは、シンジのことを特別に認めるから、アスカ自身の事も特別な存在だとシンジに認めて貰いたかった。
シンジからの好意が欲しかったんですね。
シンジは目の前の女の子の事なんか見えてないのです。
だから、アスカ的には辛かったかな、と思います。（恋愛的にも、そして、自分には親がいないからそんな事もしようがないので）
辛かったと思いますよ。
シンジはそんな事には気が付かないわけです。
それでも、アスカは、なんとかシンジを振り向かせたい！と思ったから料理も頑張って、挑戦してみた。という流れかなと思います。
完全に意識してます。アスカの中でシンジは唯一認めた同年代の男の子、というところでしょうか。
バカシンジなら、どんな味付けがいいか、と考えます。アスカは今までそんな事はした事がない。
なので、包丁で指を切ったり、絆創膏を貼ってたりします。
恐らく、初めてそんな行動をしてみたからです。

⑥に続きます。

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