私が、シンエヴァまで見終わって感じたこと⑩
おひさしぶりです。ちょっと前回の投稿からまた間が空いたので、今回はテーマを絞ってお話するスタイルにさせていただきます。
また同じ様な内容をグダグダ書いてる可能性があるので、その時は申し訳ありません。
話を纏めるのが壊滅的に下手なので、読んで下さっている方がいる事に感謝しかございません。
これが正解、みたいな断定系?で書きますが、あくまでもこれは私の主観なので(これは毎回そうです)、その点はご了承下さい。
今回の議題は、物語が誰かの意思によって進化してループしている、という論点でお話したいと思います。
旧劇から話が繋がっているという話ですが、基本的に、物語は誰かがこれで終わりじゃ嫌だと思って、なんらかの願いがあって再構築を繰り返します。
旧劇のラストから、シンジは世界の再構築を望みました。なので、新劇では赤い海から始まります。
新劇でマリが登場した理由、それは愛のある世界に書き換える為に必要なキャラクターだったからです。(私はマリの正体は、愛の擬人化、誰かと誰かの間に芽生えた愛が命を持った人物、それ即ち、人類の願いと希望、愛を叶えられなかった偉人、又は、その結晶の様な存在であり、クローンだとしても、人類の希望という思いの結晶みたいな存在だと思います。なので、愛のある人に寄り添います。)
物語は、シンジが今までの環境から飛び出し、苦手な父親の元に出向き、自分の人生を変えて行きたくて行動する所から始まります。それから、謎の兵器に乗れと言われ、困ってる女の子を助ける為に決意してエヴァに乗って戦う事を決めます。
もちろん、未知の体験なので、命をかけた選択です。そんな覚悟がシンジにあるのも、私は現実的に考えると凄い事だと思います。
ですが、現実的に言って、めちゃくちゃ怖いと思います。それでもシンジは良い子ちゃんで退屈な日々を送るのは嫌だと、安全圏の場所から飛び出て行動するのです。
これは人生と一緒です。人の生きていく成長物語だと思います。物語というのは人生の一部。それをお話にしているだけですから。私達が生きてる現実も立派な物語なのです。自分で作っていけます。意識する事が出来たら。
新劇は、旧劇で本当は叶えたかった願いの為、物語は再構築されます。
旧劇の最後の登場人物、そう、シンジとアスカが主軸で再構築されている物語だと言っても過言ではないと私は思います。
新劇自体、物語が繰り返されるわけです。なので、極論を言えば、シンジのイメージの世界とも取れてしまう、とも思いました。色んな世界線があり、シンジが思い描いた空想の世界だとも言えます。そんなことを言ってしまえば身も蓋も無いのですが…。
物語的には、破でアスカが登場します。旧劇とは違い、式波です。魂はアスカです。つまり、輪廻転生した、という事だと思います。シンエヴァで登場したオリジナル、というのは、アスカの魂、という事です。物語が終わり、生まれ変わって新しく始まる、という事です。人は変化していける生き物です。恐怖や支配に怯えて決断するのでなく、愛によって自ら変化を望めば、変わる事が出来る、という事です。他人がいるから自分を認識する事が出来ます。全員同じ考えだったら不思議じゃありませんか?人間には意志の力があると思います。コピー人間でなく、ロボットでなく、自分で感じる事があるはずです。自分でこうしたい!という意志が、恐怖や支配から逃れる鍵かな、とも思います。アスカが旧劇で、本当に人を好きになった事がないのよ!と怒るのも、アスカは本気でシンジの事が好きになったから、誰かに助けて助けてと、自立した精神を持たないシンジにムカついているのです。アスカはシンジと生きて行きたいと思っているからです。アンタに殺されるのはまっぴらごめんというのは(?)、アンタの事が好きで一緒に生きていきたいと思っているのに、愛していて一緒に生きていきたいと思っているのに、そんな相手から殺されるなんてまっぴらごめん、という事だと思います。死を選ばず、私と生きろうとしなさいよ!っていう事ですかね。つまり、自分でなんとかする!という気持ちの問題です。まだ死んでもいないのに、シンジは絶望して諦めてしまっています。あの悲惨な状況じゃ無理はないと思いますが。でも、アスカは、シンジと、または、他の人と生き残りたいと思っているから最後まで戦っているのではないでしょうか。アスカは生きて行きたいわけです。
破では屋上でマリが降って来ました。それを旧劇の最後から、誰かの意志で悔いがあり、誰かの願いによって、世界が再構築されたからだと思います。旧劇も新劇も元のキャラクターの魂は変わらず、心の変化により、新劇が再構築された、と私は思っています。アスカに変化があり、愛のある行動を取ったからだと思います。また、シンジもその愛を受け入れて、やり直したいと思ったからです。自分一人では何も出来なかった、と認めたり、レイの事を考えて、テストパイロットを代わってあげました。ですが、そこでアスカは、レイがシンジに対して、恋愛感情を抱いていると思い、自分の気持ちに嘘を付き、不器用だけど、一生懸命頑張っているレイに自分を重ね、又は、自分より沢山傷を作って絆創膏を貼っているレイを認め、自分の恋心を半ば諦めて譲ってしまいます。
自己犠牲的ですが、愛のある行動です。なんでも自分で背追い込んで戦ってしまうアスカ。物語はここで動きます。アスカの行動が変わったからです。空からマリが降って来ました。アスカのシンジへの恋心かな、とも思います。
マリの登場です。
神様が今度こそ物語を新しく再構築しアスカとシンジの恋が叶う様に、人類が助かる為には、男性と女性、異なる性が無ければ命を繋いで行く事も出来ませんし、お互いを認め合わないと、恋心から愛には変わって行きません。異なる2本の槍が必要とQでカヲル君が言ってましたが、世界を変えるには最終的に男女のペアが必要という事です。ですがシンエヴァではヴィレの槍があります。それは、男性性と女性性が揃った人類の今まで繋いできた歴史と叡智によって、世界を作り変えることは可能だという事です。知識と行動が伴い、意識の書き換えが行われば現実は変わります。
アスカは2号機が凍結されたので世界で唯一の居場所を失った、と思っていたのもありますが、シンエヴァでもそうですが、エヴァに乗らないと自分に価値がないと思っていた様に思います。
11に続きます。
🌷💫❤️🧡🤍
🤍🧡❤️🎃🌙
🍎
🌕🌸🌌✨ミラクルゆえ🌟🌙💞