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私は猫に選ばれた???幸せをもたらしてくれた2匹の野良猫

猫を飼うとは全然思ってもいなかったし、猫によってこんなに癒されるとは思わなかった。まして2匹もとは‥‥。

子供のスイミング教室のお迎えで遊歩道を歩いていると、一匹の野良猫が私に近づいてくる。私の足をすりすり。そのまま30メートルくらいずーっとついてくる。「ごめんね。何もあげられないの。」と言ったがそのままついてくる。スイミングスクールの玄関で別れる。それからスイミング教室の迎えの度に何故か寄ってきた。私の娘にも。様子を見ているとその猫は地域猫ボランティアさんやいろいろな人から可愛がられている猫だった。その頃、娘はスイミング教室をやめたがっていたが、娘を励ますように、教室の玄関まで一緒に歩いてくれる。娘も猫に会えるのを楽しみに思いながらスイミング教室に通うようになった。


初めて会った秋から冬へと変わった。寒い中どうしているのか気になる毎日。数少ない日向をさがしては寝転んでいて、私たちを見つけると相変わらずすり寄ってくる。
ある日、大雪警報が出た。雪は積もり積もって各地に交通マヒなど被害が出る規模。私は雪の中、いたたまれなくなり猫ちゃんを探した。見つからなかった。どうか無事でいて!その時猫を飼う決心を固めた。雪が止んで3日後、遊歩道で餌を探しているあの猫を見つけた。すぐさま抱き上げて、動物病院へ。健康診断を受けて家に連れ帰った。

それから数年経った。
猫を飼うようになって、うちにはいろいろな野良猫が庭先にやってくるのに気づく。うちの猫は雄。縄張りを荒らされてはこまるといつもにらみを利かせて威嚇している。ものすごく穏やかななのにすごい声をたてて驚き。
それでも野良猫はどんなに威嚇されようとうちにやってくる。何故なんだろう。


2年前からうちに来ている首輪をした茶トラがいる。何故か朝も晩もうちのウッドデッキにいる。その子がいると他の猫が近寄らない。私のお気に入りのちょっと臆病なキジトラちゃんも近寄れない。うちの猫も最も警戒している。もしかして迷子猫?県の動物保護センター、警察にも確認したが届け出なし。迷子猫探しのサイトをチェックし、自らも登録したが手がかりなし。最後に近くの保護猫会に相談した。「もし保護できるようでしたらお願いできますか?」とのこと。
そうこうしているうちに明日は今までにない寒波がやってくるとの予報。
トラちゃんも窓越しに「入れて~」とアピールしてくる。
私は先住猫とうまくやっていけるのかが心配だった。外のドアを開けてみたら恐る恐る入ってきた。電気マットをドアの近くに置いたらちょこんと座った。ただその日はちょっと温まってから帰っていった。

2匹目を飼うにあたって・・・
先住猫→家に入ってきた茶トラを威嚇
私と娘→2匹目は絶対ダメ!な主人と喧嘩

夫との関係→他の事も併せて感情が爆発し夫婦喧嘩勃発。(私→ほんと猫と家出しようかと思った)対して冷静な娘が仲介してくれて(ありがとう💛)保護猫として飼うことで落ち着く。
先住猫VS.茶トラ→保護猫会の方からゲージを借りて別室で隔離

このような形で2匹目スタート。
両方雄猫。
茶トラ→若い。活発。つねに自分のが食べ終わると先住猫の餌をねらう。
先住猫→老いている。穏やかな生活から一転茶トラに振り回される生活。つ     きまとわれ“シャー”と猫パンチ

実際2匹飼うといろいろ大変。家の中シッチャカメッチャカ。こんなにも性格が違うんだと。私と先住猫の間にグイっと割り込んでくる茶トラ。プイっといじけるようにあっちへ行ってしまう先住猫。私、先住猫をかばう。餌も茶トラに食べられないよう公平に。と、私2匹に気を遣う毎日。それでも猫は可愛い。今回近所の保護猫会の方ともご縁を頂いた。茶トラは里親募集中ということになっているが、見つかっても見つからなくても私のかわいい猫ちゃん。今度こそ幸せになってほしい。





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