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『成瀬は天下を取りにいく』を読んで驚いた

本当は別の話を書くつもりだったんだけど……
『成瀬は天下を取りにいく』を読んだら面白かったので……

ずっと気にしていた『成瀬は天下を取りにいく』だけど、なかなか読む機会がなく、そのままになっていた。ふっと図書館で手にとって読み始め、うん、面白い! と一気読み。

滋賀県愛に満ちている。私は滋賀県のデパートも番組も知らない。なのに、読んでいると自分の知っているところの話を読んでいるような錯覚に陥る。
閉店してしまう老舗デパートも、子どもたちの琵琶湖学習行事も、地域のお祭りも、ネットで昔の友達を探す中年も、いろいろ考えすぎてしまう女子高生も、みんな知っているような気分になる。
成瀬さんの強烈な個性もすごい。こんな子が身近にいたら、私も島崎さんのように応援してしまうかもしれない。大貫さんのようにいちいちいらいらするかもしれない。

更にびっくりしたのが、膳所高校の班活動である。息子と話した。
「ねえねえ、この本知ってる?」
「知ってる。話題になってたやつだね。面白そう」
「ねえねえ、この中に出てくる滋賀県の高校、班活やっているよ。」
「そこかよ」
「かるた班だって」
「長野県みたいだね」
そう。長野県の高校の中には部活動のことを班活動と呼ぶところがある。
全部の高校というわけではないけれど、長野県内のあちこちに班活動をしている高校がある。息子も班活をしている。
なんでだろうと思うけれど、よく分からない。
他の県にもあるんだ〜〜 滋賀なんだ〜〜

というわけで、ますます小説の内容が身近に感じられ、面白くなったという
……。

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たか
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