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33.自分の見本となる実在の人物を設定しよう。【FX専業トレーダーへの道】


「努力を継続するためには、その日のモチベーションに頼るのではなく、何が何でも達成したい目標に頼れ」


私のモチベに対する主張は一貫してこれである。


何故なら、モチベーションの値はその日のコンディションによって大きく左右されるからである。


更に言えば、当日のモチベーションは基本的に「前日の自らの行動」に左右される。


昨晩に酒池肉林の限りを尽くせば、その時に享受した快楽分の苦痛はもれなく次の日に精算される。


上がった分、きっちり下がる。これが自然の摂理である。


つまり、「明日頑張るためには、まさに今日、今この瞬間から頑張らないといけない」ということである。


故に、「明日やろうは馬鹿やろう」なのである。


ただ、ここで注意したいことがある。


それは、「いかに今日を丁寧に過ごしたとて、明日のモチベーションが絶対的に担保されることはない」ということだ。


この世の事象の全ては確率の上で成り立っている。


よって、私たちが努力を毎日継続するためには、「モチベーションが極限まで下がっている日でさえも努力を継続できるような術を予め身につけておかなければならない」ということになる。


それを可能にする術こそが、


「何が何でも達成したい目標を作る」


なのである。


そして、この術を今この瞬間から一発で習得することができる方法がある。


それが、「自分の見本となる実在の人物を設定する」である。


何故このように少し胡乱な言い回しをしているのかというと、多くの人が目標の人物を設定する際に、まずステータスを基準に考えてしまうからである。


つまり、「俺の目標は、年収1億円で、シンガポールの豪邸に住んでいて、フェラーリを乗り回していて、頭が良くて、英語を話せて…」というふうな形で目標を決めてしまっているということである。


この目標設定における問題点とは、今の自分とあまりにも掛け離れすぎていて、そんな人がいるかどうかもわからないから具体的にイメージしづらく、今現在の自分の行動力に落とし込むことが難しいことにある。


モチベがある時は頑張れるのかもしれない。


しかし、モチベがない時には、その輝かしい目標と今現在の自分との間に大きなギャップを感じてしまい、かえってやる気を失ってしまうことが多い。


少なくとも私はそうだった。


しかしこの問題は、目標をステータスではなく実在している人物に置き換えることによって解消することができる。


これは、自分が本当に尊敬している人や、憧れを抱いている人、要は「この人みたいになりたい!」と本気で思える人に設定すればするほど効果が倍増する。


更に、ここで重要なポイントを一つ伝授したい。


それは、その人の外見的数値的ステータスではなく、物事に対する思考や向き合い方を目標にすることである。


ここで例を出そう。


私が目標としている人物とは「大谷翔平」である。


無論、私と大谷翔平では天と地ほどの差があり、思わず笑ってしまうかもしれない。


ただ、私は本気で大谷翔平になりたいと思っているし、そうなれると本気で信じている。


これは私がメジャーリーガーになれるとかそういった類いの話ではない。


私がなりたいのは、大谷翔平という人物の性質そのものである。


彼の野球のプロフェッショナルとしての思考や、野球に対する向き合い方、グラウンド上での熱いプレー、三振からホームランまで一人でこなし、それだけでなく試合全体を俯瞰的に見たチームバッティング、ベンチに戻る際にはゴミ拾いをし、味方を鼓舞して、ファンには笑顔でサービスする。


そういった、日常の全てを野球に捧げる上に、常に温厚篤実で冷静沈着といった彼の姿勢を、私は何よりも目標にしている。


では、このように彼の物事に対する思考や向き合い方を目標にしてから、私がどう変わったか。


例えば携帯ゲームや動画コンテンツ。


その日のやるべきタスクが終わるまで一切使用しなくなった。


何故なら、大谷翔平だったらこういった娯楽よりも先に絶対に今日やるべきタスクを終わらせるからである。


例えばジャンクフード。


予め決めている息抜きの日以外は一切食べなくなった。


何故なら、大谷翔平だったらグラウンドで最高のプレーができるように、常日頃から食生活の管理を徹底しているからである。


例えばポルノやオナニー。


一切しなくなった。


何故なら、大谷翔平はオナニーをしないからである。タブン。


このように、もしモチベが無い時や瞬間的快楽に逃げたくなった時に遭遇したら、


「こんな時、彼だったらどうするだろうか?彼だったらどう思考するだろうか?彼だったらどういった行動に出るだろうか?」


と考える癖をつけることで、最悪の目を回避、もしくはその状況から最高の一手を打てる可能性が飛躍的に高まるのである。


こうすることで、私たちは間違いなく今現状の自分の行動を一新することができ、たとえモチベが無い日でさえも進んで努力を継続することができるだろう。


もし、あなたがモチベーションのせいで努力を継続することができないと感じているのならば、是非このやり方を真似してみてほしい。


あなたの努力が継続するよう、心から願っている。




いかがだったでしょうか。


私も最初は、大谷くんを目標にすること自体が流石に畏れ多いとか思っちゃってましたけど、


そんな風に必要以上に謙遜する必要はないですよ。


目標とする人物はデカい方がいいですし、何よりそのデカさがあなたの継続力につながります。


確かに、私と大谷くんとの間に大きな差があることは間違いないです。


ただ、天と地ほどの差があるのはあくまで外見的数値的ステータスにおいてのみなんですよね


もっと言うと、彼がそのステータスを獲得することができたのは、彼自身の野球に対する思考や向き合い方があったからに他なりません。


だからこそ、私たちが目標にするのは、外見的数値的ステータスではなく、常に思考や向き合い方である必要があるんですよね。


極端な話、大谷くんからメジャーリーガーという肩書きとバットとグローブ、ユニフォーム、家や所持金、その他一切合切全てのステータスを取り上げて、この私と2人っきりで真っ裸で真っ白な部屋に閉じ込めて外から眺めてみると、それはただの二人の人間なんですよ。赤ちゃんが2人いるのと一緒です。ちょっと状況がカオス過ぎますけど。エスポワール号の別室か何か?


ここから何を伝えたいのかというと、いかに目標の人物が大物だからといっても、その本質はただの人間であり、生物学的観点から見れば、自分と全く一緒の生物だっていうことです。


時には謙遜することも必要ですが、目標に対してはもっと貪欲になりません?


だって、いくら相手が大物だろうと、所詮は自分とおんなじ人間ですよ?


いや、大谷くんを愚弄する気は本当にないんですよ?めっちゃ尊敬してるしマジですげえって思います。だからこそああいう人になりたいなって思うんです。


ただ、変に遠慮する必要は無いってことです。


だって、わたしとおなじにんげんだもの。みつを


ということで、今日はこの辺で。


最後まで見ていただき、ありがとうございました。


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