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「地球に優しいD.F.C」2003年2月17日

今となってはカスタムは当たり前でメーカーさんも見て見ぬ振りは出来ないところにまで浸透した分野ですが、今から15年前Auto Magicを始めた当時からではとても、ここまでになるとは想像できませんでした。
ハンドル、マフラー、タイヤサイズの変更すら許されない時代でした。
パーツ屋さんも、あまりなかったし、売っている物も超~無難な物ばかりボルトオンパーツなんぞ、ほとんどなかったので、カッコ良くしたきゃ純正で最近の車輌の物を流用して、何とか加工して付けるしかなかったのです。


そこで車検の問題があり、試行錯誤して何とかそのまま合法で走りたい、
純正流用であった事もあって、陸運局も純正パーツを否定する事まではしませんので、まずは大型車からの流用することで改造申請をして徐々に改造に対するメリットをアピールし理解して頂きつつ、色んなカスタム箇所を増やし、世間からも雑誌等を通じ段々認知されてきましたし、カスタムという分野が人気と同時に商売として確立しつつありました。
規制緩和も後ろ押ししてくれたので、どんどん出来ることが増えていき、
ついにはエンジンの流用と・・・・ここまで来たかっ!!と言う感じです。
今では、
新しくマグホイール入れました。
キャブ入れました。
キャリパー高いのにしました。
次はこのボルトンパーツ??・・・・と今の時代、
イイ物が溢れかえってます。とても便利で優雅な時代です。


そして今「フ~ッ」と周りを見てみると、周りにはこんなにカスタム屋さんがいたっけ??
いつからみんな「カスタム承ります!!」って看板上げてやってんの??
いつの間にパーツの量販店がこんなに増えちゃったの??
なんでメーカーが今更、鉄フレーム?ネイキッド?大排気量?
軽量コンパクトにエコバイクじゃないの?
私が沢山予算のあるメーカー側なら近未来のctiy commuter Bikeや組立て式Bikeを作りたい。


昔は、「改造」=「族」と言ったイメージが強かったのだが、Bikeと言う乗り物をこよなく愛する方も多くいたのです
「改良」「再生」「補強」「強化」などと、
やはり同じくShopさんやお客さんの中には、合法で「このBikeで」「カッコ良くしたい」「今よりもうチョット良くしたい」と言った方がいたのです。
提案・追求したり、引き受けたり、手伝ったりしていたのです。
そこで、他の一部の shopが、「Auto Magicはいかがわしい・・・」などとお客さん達には言ってたのに、今では何??改造、ウチでもしますッ??
当時、Auto MagicやTuning Shop達を批判していたShopは、今まで通り、純正が一番!純正パーツとノーマルスタイルだけで勝負しててヨ・・・・てな感じです。
変わった事し始めると賛否両論、色々言われてもしょうがないのかな?新しい芽をもっと柔軟な目で捉えて欲しいモノです。


海外の雑誌を見ると、需要に反してバイクが少ないかったり、高かったりでカスタムビルダーがあの手この手で日本ではいらなくなったバイクを見違えるバイクによみがえらせていたのです、それが楽しそうですし、理に叶った物も数多く、単にお金をかければいいってモンじゃないな・・・このまま使い捨てではいけない、と感じました。
当ショップでは1年に60台以上カスタム車を作っていると、とにかく出るんです。
足廻りを使いたいがために、1台買ってきては、その残りはどうするの?
たとえエンジンまで使ったとしても、じゃ、残ったフレームはどうすんの?
と言う所にいつも着目してました。


そこで、さらに、Auto magicでは他のショップとの差別化を図る為にもまた、ヤレるカスタム屋さんの為にもフレームまでも流用する
D.F.C(dual frame combine)手法にたどり着きました。
まぁこの辺は時期を見計らって発表していこうとは思ってましたので、
良いタイミングでレースに参加し、いい結果も得ることが出来てとても
ラッキーです。
D.F.Cとは、イイ車輌同士だけでなく
例えば、
外装が程度悪く売り物にするにはお金が掛かり中古車としては割に合わないCB1000SFが1台、過走行のCB750FZはオークションに出したところで数万円位にしかならない。
すると今まで一般的には、2台とも解体屋行きでした。
まぁ、そこで部品売りした後アルミと鉄に分けられ処理場へ売られて行ってました。しかし、D.F.C手法により「本物のCB750F」でありながら、「走り」「バンク角」「パワー」「メンテナンス性」・・・と
メリットがたくさん!!
昔、良き時代の一世を風靡したバイクがまた返り咲きのチャンスが・・!!


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