シュタイナーによる瞑想の言葉(その25)

イースターなんかと比べてややマイナーな感があるペンテコステですが、本当は今の人類にとって最も重要な祭りであると思われます。しかし、聖霊降臨とは一体何?という向きも多いかと・・・この詩によると、感覚的な認識の境域に立つ門が開かれ、真の現実が明らかになる、ということのようです。そのためには、自分の魂が「自分の中で」強くなり、霊的な夜(=感覚的な昼)の眠りから「自分によって」目覚める必要があります。今年のペンテコステは5月28~30日なので、それまでに世界の力との内的な戦いに備えましょう!

 PFINGSTEN
ペンテコステ(聖霊降臨祭)
 
Wo Sinneswissen endet,
Da stehet erst die Pforte,
Die Lebenswirklichkeiten
Dem Seelensein eröffnet.
Den Schlüssel schafft die Seele,
Wenn sie in sich erstarket
Im kampf, den Weltenmächte
Auf ihrem eignen Grunde
Mit Menschenkräften führen;
Wenn sie durch sich vertreibt
Den Schlaf, der Wissenskräfte
An ihren Sinnesgrenzen
Mit Geistesnacht umhüllet.
感覚的な認識が終わるところ
そこに立つ門が開き
初めて生きた現実が
魂存在のために開示される。
魂がその鍵を創造するのは
それ自体の基盤の上で
世界の力が人間の力と戦う中で
自分の中で強くなるとき、
その感覚的な境界で
認識の力を霊の夜で包む眠りを
自分によって駆逐するとき。
(「詩と瞑想」より、私訳)

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