シュタイナーによる瞑想の言葉(その23)

シュタイナーは霊的に語ります。ですから、訳すに当たっては(読むに当たっても)、考えてはいけません!このような詩の場合には特にそうです。単に単語を置き換えて(辿って)いけば、考えの方から入って来ます。そもそも、思考とはそのようなものです。もっとも、湧き上がってくるのが思考ではなく、感動であればもっと本物ですが・・・ちなみに、英訳は考えすぎて、意味が取れていない好例なので、ご参考のために、載せておきます。ポイントは、我々の頭上に輝いているのは「真の」太陽が反射した鏡像のようなものである、というところかと・・・

SONNENWENDE
巡る太陽 

Es schläft der Erde Seele
In Sommers heisser Zeit;
Da strahlet helle
Der Sonne Spiegel
Im äusseren Raum.
地球の魂は眠りについている
夏の暑い時期に、
そこで輝きを放つのは
太陽の鏡像
外なる空間の中で。
 
Es wacht der erde Seele
In Winters kalter Zeit;
Da leuchtet geistig
Die wahre Sonne
Im innern Sein.
地球の魂は目覚めている
冬の寒い時期に、
そこで霊的に輝くのは
本当の太陽
内なる存在の中で。
 
Sommers-Freude-Tag
Ist Erden-schlaf;
Winter-Weihe-Nacht
Ist Erden-Tag.
夏の歓喜の日
それは地球の眠り、
冬の奉献の夜
それは地球の昼。
(「詩と瞑想」より、私訳)
 
Asleep is the soul of Earth
In Summer’s heat,
While the Sun’s outward Glory
Rays through the realms of Space.

Awake is the soul of Earth
In Winter’s cold,
While the Sun’s inmost Being
Lightens in Spirit.

Summer’s day of joy
For Earth is sleep.
Winter’s holy night
For Earth is day.
(「詩と瞑想」より)

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