A Prisoner of the Past
主に80年代から90年代おいて活躍した
英のニューウェイブバンド“Prefab Sprout
(プリファブ・スプラウト)”のナンバーに
“A Prisoner of the Past(過去の囚われ人)”
という曲がある。
バンドの中心人物はその時代を代表する
浪漫詩人、パディ・マクアルーン。
この曲は恐らく、アルバム発表以前に別れた
元バンドメンバーのウェンディ・スミスと
過ごした、忘れられない日々の事を歌っている
のでないかと思う。
過去に囚われるのは良い事なのか?
悪い事なのか?
自己に置き換えた場合、
最近の私には、ようやく過去は甘いノスタルジーとして思い出せるものが多くなったきた。
その時々の出会った人、見た景色、経験した事、空気感。
思い出すと少し苦しいけど、反面、何か暖かい
気分になる。
真っ昼間の公園での友達とのサッカー
彼女と出かけた名も無い場所、お店、
ロックフェス、映画
家族で出かけた海水浴や、川涼み、虫取り
1日中、純文学を訳も分からずに読んでいたこと狭いスタジオでのバンドの練習
反面、
もう一生のうちに会うことはないであろう
元恋人や、友人、亡くなった人達のこと。
それらは思い出すと、とても悲しくなって
やりきれず、空と地面ばっかり見てしまうようになるから、心がそうさせてないんだろうなと
思う。
時が経つにつれ、辛い、悲しい思い出は
人が前向きに生きていく為に、無意識のうちに
自然浄化されていくのかも。
でも、時々やりきれなくなって
涙がポツリと流れる瞬間もあるけどね。
今日のような真夏の日射しを浴びていると
そういった思い出が蘇る。
特に夏はヤバい。
これからも、数は多くはないだろうけど
人生において大切な人とか景色に
私は出会えるのかな。
でも、出会えたとしても
それらもいつか思い出に変わってしまうよね。
その時は先程のプリファブの歌のように
思い出から脱却できない人にならなきゃ
いいけど。
#夏
#夏の思い出
#ノスタルジー
#感傷
#センチメンタル
#プリファブスプラウト
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