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お膳立て。

問題の自力解決のための方略を教え授けることは、いわゆる「お膳立て」ではない。

解決する「主体」は子供たちにあるからだ。


「解決までしてしまうこと」がお膳立てであり、その時の児童の姿は、「主体的」からは程遠い。

例えば、保護者が教育熱心で、あれもこれもと先回りして失敗しないように子供たちに教える、やらせる。

良い結果が必ず出るように。

それを繰り返していると、子供たちは、自力解決をする機会を失い、現在地(自分の本来の力)を知る機会を失う。

お膳立てされた力を自分の本来の力と勘違いしたり、それより悪い結果になってしまうことを極度に恐れて、自分と向き合うことができなく(目を逸らすように)なり、失敗に弱くなったり、挑戦しなくなったりする(逃げる・避ける行動。不登校、引きこもり)。



自己肯定感の低さは、ありのままの自分と普段から向き合えておらず、「お膳立てされた仮の自分」の幻想に囚われているからである。

普段から自分と向き合っていて、自己改善ができているのなら、自己肯定感は高まっていく。


そんなことを意識しながら、これからも子供たちとの接し方に気をつけていきたいと思う。

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