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【山の心得】~登山計画書編~
こんにちは!ミズです!!
本日岐阜の内陸部は雪が降りしきり、5センチ程度積もっています。
天気が悪いので図書館で本を読んでいます。
家に暖房が少ないため、図書館は非常に暖かく、HOTなお茶の温もりがより沁みます。
2月1日からセブ島に留学するため、今月中にもう一度山に行きたかったのですが、なかなか天気が良くならないことや、留学前の準備で処理すべきことが山積みで行けていません。
免許の更新、車検、歯のメンテナンスに加え、前職の新年会にも参加する予定です。これらが重なり、天気以外の理由でも山に行けない日々が続いています。
マイナンバーは海外に持っていくべきか?会社員を辞めたので、海外で確定申告は可能なのか?
社会保険(前職延長手続き中)や固定資産税、車の税金の支払いはどうするのか?など、留学準備で考えるべきことが次々と湧いてきます。
他にも、必要な物や準備しておくべき物を整理していると、
「もう1カ月を切っているけど準備が間に合わないものがあるのでは?」
と不安に駆られることも。
それでも、こうしたタスクを一つ一つこなしていく作業は意外と面白いと感じることもあります。
セブ島(フィリピン)では30日以上の滞在にはVISAが必要です。
当初VISA申請を進めようとしましたが、留学先の学校に相談したところ、現地で取得の手順を教えてもらえるとのことでした。
ただし、入国時に30日以内の出国チケット(他国行きの航空券)が無いと入国できない場合があるようで、空チケットを準備するようにアドバイスを頂きました。
そこで、空チケットを準備するのも何だかバカバカしいので、30日以内に一旦シンガポールに出国し、1泊2日の弾丸旅行をして再度フィリピンに戻ることにしました。
このようにVISAを取得せずに一度他国へ出国し、再入国することを「VISAラン」と呼ぶそうです。
私は3カ月セブ島に滞在する予定なので、VISAを取得しない場合、2回ほどVISAランが必要になります。2回目の出国先をどこにするか考え中です。
留学先での学校生活はどうなるのでしょうか?
楽しみと不安が入り混じっています。
学校は3カ月間の予定で、4月末に終了します。
その後は東南アジアをぶらっと旅し、夏頃に日本へ帰国しようと考えています。異国の文化に触れることは今からとても楽しみです!
これまでもよく書いていますが、異国の文化は新鮮で非常に勉強になります。自分の中の常識が良い意味で壊れ、全く違う環境で頭を使いながら旅をすることで、常に脳がフル回転します。
普段だと見過ごしてしまうようなことにも敏感になり、多くを学ぶことができます。
海外旅行は本当におすすめです!
ぜひ、2025年のどこかで海外旅行を検討してみてください!
【山の心得≪77≫】~登山計画書編~
今回は登山計画書に関して記事にしたいと思います!
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あなたはキチンと登山計画書を出していますでしょうか?
山は何があるか分かりません。自分の身を守るのは自分です。
当記事を読んでキチンと登山計画書の重要性を再認識してみて下さい。
登山計画書の書き方と重要性
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登山計画書(登山届)は、安全な登山をするために必要不可欠な準備のひとつです。しかし、書き方が分からなかったり、手間に感じて提出を省略してしまう人も少なくありません。僕も体験した事もあります・・・
この記事では、登山計画書の書き方やその重要性、記載ミスや未提出のリスク、さらにはYAMAPなどを活用した効率的な方法について解説します。
登山計画書とは?
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登山計画書は、登山者が自身の計画を明確にし、安全に登山を行うための書類です。これには以下のような情報が含まれます。
・登山者情報:名前、年齢、性別、連絡先
・登山計画:山域、ルート、日程、出発と下山予定時刻
・同行者情報:同行者がいる場合はその情報
・緊急連絡先:家族や友人の連絡先
・装備・持ち物:持参する装備や非常時に役立つ道具のリスト
これらの情報を記載することで、遭難や緊急時に迅速な対応が可能となります。
書かなかった場合のリスク
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登山計画書を提出しなかった場合、以下のようなリスクがあります。
・遭難時の捜索が遅れる
登山計画書がないと、捜索隊はどこを探せばいいのか分かりません。
特に広範囲な山域では時間がかかり、命に関わる事態を引き起こす可能性があります。計画書の他にココヘリなどのサービスも是非併用しましょう。
・救助費用が高額になる場合も
計画書があれば、保険適用や救助範囲の限定で費用が抑えられる場合がありますが、計画書未提出の場合にはその限りではありません。
登山計画書を未提出以外にもYAMAPがリリースしている保険には、アプリ上の「活動中」に起こった事象の保険にのみ適用されるという保険上のルールもあります。保険適用の条項をしっかり把握したいものです。
・周囲に迷惑をかける
家族や友人、さらには地域の捜索隊に大きな負担をかけることになります。
間違った記載や杜撰な計画のリスク
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登山計画書を提出しても、その内容が不十分だった場合、以下のリスクが考えられます。
・曖昧な記載で捜索が遅れる
例えば、登山ルートが具体的でない場合、捜索範囲が広がり救助が遅れる可能性があります。
・実現不可能な計画によるトラブル
自身の体力や技術を考慮せず、無理なルートや日程を設定した場合、遭難リスクが増加します。
・装備不足の可能性
登山計画書に装備を記載しない、または不足している場合、緊急時に対応が難しくなります。
YAMAPで代替可能なのか?
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近年、登山計画書を紙で提出する代わりに、登山アプリで代替する人が増えています。その中でも、YAMAPは非常に有用なツールです。
①YAMAPの特徴
・GPS機能でリアルタイムの位置情報を記録。
・登山計画をアプリ上で作成可能。
・登山届として提出できる機能を搭載。
②注意点
・スマートフォンのバッテリー切れや通信不良時には機能が制限される。
・提出先が限定される場合がある。
・YAMAP上に載ってないルートがまだまだ多い。
そのため、紙の登山計画書を補助的に用意・提出しておくことが推奨されます。モバイルバッテリーは近年の登山に必須アイテムです。是非軽量で容量の足りうるバッテリーを用意したいものです。
登山計画書の目的
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登山計画書を提出する主な目的は以下の通りです。
・自身の行動を整理する
登山計画書を作成することで、計画が具体化し、安全性が向上します。
・緊急時の捜索支援
遭難や事故が起きた際に、計画書があることで迅速な対応が可能になります。
・周囲への安心感の提供
家族や友人に提出することで、無事に戻るまでの安心感を与えることができます。
よくある登山計画書のミスとその対策
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登山計画書を作成する際、以下のようなミスが多く見られます。
・曖昧なルート記載
登山計画書には、具体的なルートや通過予定ポイントを記載する必要があります。特に、分岐点や危険箇所が多いルートでは詳細な記載が重要です。
・予備日や予備プランがない
天候や体調不良に備えて、予備日や迂回ルートのプランを記載することで、計画の柔軟性が高まります。
・緊急連絡先の不備
緊急時に迅速な対応を得るために、家族や友人の連絡先だけでなく、登山口の管理事務所や地元警察の番号を含めておくと安心です。
登山計画書をもっと活用するために
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登山計画書を単なる書類として扱うのではなく、自身の登山をより充実させるためのツールとして活用しましょう。
・計画書を仲間と共有する
グループ登山では、全員が計画書を確認することで共通理解を持つことができます。
・記録として残す
登山後に計画書を見返すことで、次回の計画作成に役立てることができます。また、自身の成長を確認する良い機会にもなります。
・トレーニングの一環とする
登山計画書の作成は、地図読みや山の知識を深めるトレーニングにもなります。
登山計画書に追加で書いておきたい備考
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登山計画書には基本的な情報だけでなく、少し工夫を加えて補足情報を記載することで、さらに安全性を高めることができます。
・健康状態やアレルギー情報
緊急時に備えて、自分や同行者の健康状態やアレルギーを記載しておきましょう。これにより、救助隊や医療機関が迅速に適切な処置を施せる可能性が高まります。僕も持病でお亡くなりになって居る方を山道で発見した事があります。ヘリで運ばれていてもアレルギーや持病を記載して置き、万が一の時に適切な処置が出来る様にしておくべきだと思います。
・持参する装備のリスト
特に非常用の装備(ホイッスル、エマージェンシーブランケット、予備のライトなど)は具体的に記載しておくと、計画の妥当性を確認する際に役立ちます。
・複数の予備プラン
悪天候時や予期せぬトラブルに備えて、予備日や代替ルートを可能な限り複数記載しておきましょう。
緊急時にしておきたい準備
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登山計画書を作成するだけでなく、緊急時に備えた準備も欠かせません。
・家族や友人と連絡手段を共有
登山計画書を事前に共有し、緊急連絡先を確認しておくことで、いざというときの対応がスムーズになります。また、山での連絡手段として、無線や衛星通信デバイスを準備しておくと安心です。
・緊急キットを携行
ファーストエイドキット、ホイッスル、簡易ツェルトなどは必須アイテムです。これらを常に携行し、使用方法もあらかじめ確認しておきましょう。
・訓練や知識の習得
遭難を想定したトレーニングを行い、冷静に行動できる力を身に着けることが重要です。また、山岳救助に関する基礎知識を学んでおくこともおすすめです。
登山計画書の提出場所がない場合の対処法
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登山口に計画書提出箱がない場合や、管理事務所がない地域で登山をする場合には、以下の方法を検討してください。
・オンラインサービスを利用
YAMAPや地域の登山計画書提出サイトを利用することで、計画書を簡単に提出できます。ただし、電波状況によって利用が制限される場合があるため、事前の準備が必要です。あらかじめ登山口に向かう前に提出しておくことを推奨します。
・信頼できる知人や家族に送付
登山計画書を事前に共有し、出発・下山の連絡も必ず行うようにしましょう。
・FAXや郵送を活用
山岳管理事務所にFAXまたは郵送で計画書を送るのも有効ですが、各県警に提出するのが間違いはありません。提出先一覧が掛かれた情報を下記に掲載いたします。
これらの方法を活用することで、登山計画書を効率的に提出し、万が一の事態にも迅速に対応できる準備が整います。
まとめると
登山計画書は、安全登山の基本中の基本です。
適切に記載し、提出することで、自身や同行者、さらには周囲の人々の安全を守ることができます。
また、YAMAPなどのツールを活用して効率化することも可能ですが、最終的には計画を具体的に立て、十分な装備と準備を整えることが大切です。
さらに、登山計画書を見直しや記録として活用することで、登山スキルの向上にも繋がります。
登山をより安全に楽しむために、次回の登山ではぜひ登山計画書を活用してください!
という事で今回の【山の心得】は
「登山計画書、出しましょうね!」
に関して記事に致しました。
今回も最後までご拝読頂きありがとうございます!
また次回もご拝読頂けると幸いです。!
宜しければスキ頂けると大変励みになりますのでよろしくお願いいたします!
YAMAP定期更新しております。是非ご覧ください!
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登山にまつわるショート動画を毎日更新しておりますのでご覧ください!
前回の記事はこちらになります!
【山の心得≪76≫】~ビバーク基礎知識編~
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