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歩くスピードの効果
歩くスピードと寿命について
1秒間に1.6mのはやさで歩く方の平均余命は、32年。
1秒間に1.0mのはやさで歩く方の平均余命は、18年。
1秒間に0.2mのはやさで歩く方の平均余命は、8年。
歩くスピードが速いについて
健康効果① 健康寿命が伸びる
ハーバード大学が歩行速度と健康寿命の関連性について行った調査では、通常時速3.2km未満で歩く人に比べて、時速3.2〜4.8kmの人は1.9倍
時速4.8km以上の人は2.68倍も健康寿命が長いことが報告されました。
つまり、速く歩くことで健康寿命を延ばせる可能性があるのです。
生命の兆候について
この10年ほどで、歩く速さは体温、血圧、脈拍、呼吸数、酸素飽和度などと並ぶ「第6のバイタルサイン(生命兆候)」として注目されるようになった。 歩行速度から、その人がどのような健康問題を抱えることになるかを、幅広く予測できることが明らかになったからだ。
老化について
加齢に伴う歩行速度の変化
その結果、猫背になり、足がもつれたりふらついたりすることから、転倒しないよう慎重になって歩幅が狭くなり、歩行の速度が遅くなります。 また高齢者に見られる症状として、加齢と共に心身の活力が低下する虚弱状態「フレイル」や、筋肉量が減少することで全身の筋肉低下が起こる「サルコペニア」があります。
長生きについて
研究によると、低体重から肥満のすべての体格において、習慣的な歩行速度が速い人は、遅い人と比べて平均寿命が長かったことが明らかになった。 歩行速度の速い人は、全てのBMIにおいて、より長い平均寿命を示した。 男性で85.2から86,8年、女性で86.7から87.8年の範囲であった。
歩数について
歩数が多いほど死亡リスクが下がるという関係は、約5,000-7,000歩で効果が底を打つことが示されました。 1日当たりの歩数が5,000歩未満の者が歩数を1,000歩増やすことで死亡リスクは23%低下しますが、5,000歩以上の者が歩数をさらに増やしても有益な効果は見られませんでした。
歩行速度について
あまりゆっくりだと運動の効果が出ませんし、逆に早すぎると体に負担をかけることになり、体を壊してしまう原因にもなります。 一般的に、通常のウォーキングでは分速60~70m(時速約4km前後)がいいと言われています。
歩くスピードが遅いについて
速度が遅くなると、まず筋力の低下を思いつきます。 筋力の低下だけでなく、心が落ち込んでいても、歩行速度は落ちます。 しかし、それだけではないことが最近の研究で明らかにされています。 若いときから、身体を動かすことで体力を維持し、歩行速度が低下しないように意識しましょう。
遅く歩くと良いことについて
スローウォーキングでは、ゆっくりたくさん歩くことによって、通常よりも「遅筋」が鍛えられるのです。 さらに「遅筋」が鍛えられる際にはより酸素摂取量が増えるので、これが脂肪燃焼にもつながり、ダイエット効果も高まります。