
プロコル・ハルム「青い影」を流しながら告白しました
【好きな子に電話で告白するために買ったレコード】
プロコル・ハルム『青い影』
中2か中3の頃
1971年か1972年の頃
深夜放送をよく聴いていた
私は特にTBSラジオをよく聴いていて
「パック・イン・ミュージック」という午前1時から3時までの番組
吉田拓郎の日
愛川欽也の日
そして
ナッチャンこと野沢那智
チャコこと白石冬美の2人の番組
通称「ナッチャコ・パック」だ
その「ナッチャコ・パック」は
聴取者からの投稿を
ナッチャンこと野沢那智が
声優の技量たっぷり発揮して
臨場感バツグンにストーリー仕立てで紹介するのがウリでした
そのなかで
ある視聴者が
女の子に愛の告白をするのに
わざわざムード盛り上げるため
プロコル・ハルムの「青い影」をBGM的に流しながら電話するってのがあった
私
これだ!
同じようにしようと買ったのが
プロコル・ハルム「青い影」ってわけ
さて
ある夕方
家族がいない時を選び
二階の私の部屋で「青い影」のレコードを流し
一階にある電話のコードを伸びるだけ
階段まで伸ばし
その階段に腰掛け
電話した
(ラジカセとかもなく 携帯もワイヤレステレホンもない昔です)
「青い影」のイントロのオルガンから歌が始まる辺り
電話をかけた
もちろん
当時は家電しかない
「もしもし ⚫️⚪️です」と相手が出た
「もしもし 🔵🟡です」
「はい」
「…… え …えーと…
好きです」と私
すると
「あ、娘ですね
電話 変わります」
電話出た人
お母さんでした
しまった
やらかした
そして
「なに お母さんに告白してんのよ」
爆笑しながら
私の好きな子
電話に出てきました
