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『粋』な男は勝利の女神をも魅了する

『粋』な人って、カッコいいですよね。

昨日、我が日本ハムファイターズ対ソフトバンクホークスの首位攻防戦が行われ、3対0でファイターズが勝利しました。

勝利の1番の立役者は、何といっても2試合連続完封でハーラーダービー単独トップの13勝目をあげた伊藤大海投手です。

9安打打たれながらも要所はしっかりと抑える抜群のピッチングでした。

ピンチでの『ギアの上げ方』なんかは、かつての大エース・ダルビッシュ有投手が乗り移ったかのような圧巻の内容でした。

ホント『エースの風格』が出てきましたよね。

そうそう。

実は先週「これ素敵~」と思った伊藤投手の試合での1コマがあって、いい機会なので紹介させていただきますね。

9月10日の対西武ライオンズ戦。

伊藤投手と対峙するのは、この日24歳の誕生日を迎えた野村大樹選手です。

対戦中に、ライオンズのファン側から野村選手に向けた『バースデーソング』が流れてきました。

すると、伊藤投手はプレートを外してその演奏が終わるまで投球を待っていたんです。

ライオンズ側から。そしてファイターズの応援席からも自然発生的に拍手が沸き起こっていました。

私はリアルタイムでこれをテレビ観戦していたのですが、純粋に「いいシーンだなあ」と感じました。

で伊藤投手がさらに『粋』なのは、この後「いいことしました」感を一切出さず、何事もなかったかのようにしれっと投球を再開したこと。

自然にちょっぴりキザなことが出来る姿に、

「これはモテる~」

と、思いました。

どうやら彼。

自分が登板する日に誕生日の選手がいないかどうかを事前に調べているらしいんです。

約2ヶ月前のオリックスバファローズ戦でも、ランナー1塁の状況で、その日誕生日の大里昂生選手のバースデーソングが流れてきた際にスッとけん制球を投じ間を取るという、これまた『粋』な計らいをしました。

勝負の世界。

バースデーソングが流れていようが「知ったことか」とドンドン投球するのも、もちろんありです。

でもこうやって彼の取った行動が日ハムファンばかりでなく、

「大海きゅーん🩷」

と他球団のファンのハートをも鷲掴みにしていくのは、プロ野球におけるスポーツマンシップの素晴らしさを伝え、かつ、その裾野が広がっていくことに大きく貢献しているように思うんですよね。

そして彼のこの『精神的な成長』にしっかりと気付いてくれる上司が日ハムにはいます。

新庄監督は日ハムの勝利が1番大切なことは当然として、『広い視野』でプロ野球全体の発展を願っています。

だから、伊藤投手が冷静に自分の置かれている状況を俯瞰して『広い視野』で物事を見、ベストチョイスをしていることが嬉しく、また頼もしくも感じているのだと思います。

『勝利の女神』も一連の彼の行動にすっかり魅了されたようすで、シーズン最終盤に向け伊藤投手の勢いは増すばかりです。

『日ハムのエース』から『日本のエース』へ。

階段を一段飛ばしで駆け上がる『粋な男』伊藤大海投手。

その活躍に是非ご注目ください😊

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