目の奥の疲れ、頭痛に効くエクササイズ
目の奥がズーンと重たい。。そんなときに試していただきたいセルフエクササイズを紹介します。
【触り方】
薬指で耳の後ろにあるぼこっとした骨を探しましょう。この骨から指二本分下、人差し指、中指で触れられる位置が今回のポイントです。
【目の奥の痛みを緩める首かしげエクササイズ】
ポイントを優しく触れて左右に首をかしげます。
頭の重さで左右に揺れる様にゆっくりと動かします。
首が緊張しない様にゆっくり、小さく、柔らかく動くのがポイントです。
動きを繰り返していると首の奥の方でピク、ピクと動きを感じられかと思います。
心地よいペースで30秒繰り返しましょう。
【今回のセルフケアの解説】
今回触れた場所の奥には、首の骨(頚椎)の1番と2番目があります。この2つの骨は非常に小さいですが、上は頭の骨とつながり、下は長い背骨とつながっています。頭から尻尾までの大きな連なりで見ると、頚椎1,2番は上下の異なる大きな骨のつなぎ目として重要な箇所であることがわかります。
そのため頚椎1,2番を支える筋肉はたくさんついているのですが、その中でも特に頸板状筋(けいばんじょうきん)という筋肉が目の痛みに影響していると言われています。頸板状筋は、以前紹介した後頭下筋(こうとうかきん)と同じ深さ(かなり深い位置)で頚椎の1番と2番目を支えています。
現代生活ではデスクワークやスマホなどで頭や視線を固定する時間が長いため、これらの筋肉は動きが少なく、固まりやすくなっています。この2つの筋肉が硬くなることで目の奥や周囲の痛みに関連するため、頚椎1,2番の動きを取り戻すことが目の痛みを和らげることと関連することがわかります。
上記の通り深い位置の筋肉なので、マッサージでほぐすより動きを与えるケアを紹介しました。