今更人に聞けない四字熟語vol.7「百折不撓」「子子孫孫」
「百折不撓」(ひゃくせつふとう)
【意味】
何度失敗して挫折感を味わっても、くじけずに立ち上がること。 どんな困難
にも臆せず、初めの意志を貫くこと。「不撓」は、困難にくじけないこと。
【語源】
中国の後漢時代に蔡邕(さいよう)という人物が書いた「橋大尉碑」の碑文の一節、「有百折不撓臨大節而不可奪之風」(百折して撓まず、大節に臨みて奪うべからざるの風あり)
「困難に打ち克つ」の花言葉を持つ山茶花(サザンカ)も描き、夢を叶えるまで絶対にあきらめない、という強い意志を表したとのことです。
【例文・使い方】
(1)何度失敗しても百折不撓の覚悟で立ち向かうつもりです
(2)部員たちは百折不撓の覚悟で甲子園優勝を目指すつもりだ
(3)百折不撓の気持ちで、新商品を開発するようにしてください
類義語としては、不撓不屈、七転八起、など根性論を現す言葉ですかね?
スポ根物語の原点の様な言葉でありましょうか?
「子子孫孫」(ししそんそん)
【意味】
「子から子へ、孫から孫へと長く受け継がれていく」ことを指します。普遍的なものが、時代を超えて引き継がれる様子を表しています。
長い期間にわたって継承されるとはいえ、それぞれの時代を独立したものとして扱うために、踊り字の『々』を使用せず、『子子孫孫』とするという説もあります。
【語源】
古代中国の歴史書である『書経(しょきょう)』にあります。439~589年にまとめられたと伝えられる本書は、伝説の聖人とされる堯(ぎょう)や舜(しゅん)をはじめ、当時の天子や諸侯が記した政治上の心構えや訓戒、戦に臨むうえでの覚悟などがつづられたものです。
書経の中の『梓材』には、『已(ああ)茲(かく)の若くにして、監(かん)惟(こ)れ曰はん、萬年(ばんねん)に至るまで、惟れ王の子子孫孫、永く民を保(やす)んぜんと欲す』という箇所があります。
この言葉が日本に伝わり、708年の『続日本紀』巻第四和銅元年七月条で初めて書物に出てきたといわれています。
【例文・使い方】
(1)彼の果たした社会的貢献は、子子孫孫にまで語り継がれるであろう
(2)先祖から授かった稼業は、子子孫孫引き継いでいってもらいたい
(3)我が家の繁栄は子子孫孫に至るまで続いてほしい
カエルの子は蛙、なので黙っていても基本的にはDNAは引き継がれていき
ますが、良い風習ならOKですが、悪しき習慣や習わしの方伝り易い傾向に
あるのではないでしょうか?