名作劇場「童話の世界から:海外編」vol.11『 うさぎとかめ』(イソップ童話)
(兎と亀)は、足の速いウサギと足の遅いカメが競走をし、最終的には
カメが勝利する話。
イソップ寓話(ペリー・インデックスの226番)やラ・フォンテーヌが書いた寓話詩にも所収されている。 同じ素材の話がジョーエル・チャンドラー・ハリスの「リーマスじいやの話」にもあるが、内容は大きく異なる。
【あらすじ(ウィキペディアより)】
ある時、ウサギに歩みの鈍さをバカにされたカメは、山のふもとまでかけっこの勝負を挑んだ。かけっこを始めると予想通りウサギはどんどん先へ行き、とうとうカメが見えなくなってしまった。
ウサギは少し疲れていたので、ウサギは少しカメを待とうと余裕綽々で居眠りを始めた。その間にカメは着実に進み、ウサギが目を覚ましたとき見たものは、山のふもとの先にゴールして大喜びをするカメの姿であった。こうして、カメのほうがウサギより速いということになった。
【童話「 うさぎとかめ」が教える教訓】
過信(自信過剰)して思い上がり油断をすると物事を逃してしまう。 また、能力が弱く、歩みが遅くとも、脇道にそれず、着実に真っ直ぐ進むことで、最終的に大きな成果を得ることができる。
能力があっても油断をすると物事を逃してしまうこと。 また、能力が低くても努力を続ければ強い相手に勝てる。
「油断大敵」とか「地道にコツコツと歩むことが大切」
短期的な感情に流されず、時間軸を長くして、どのフィールドで戦うべきかを戦略的に考える。そして、そのフィールドで努力する。
2つ目の努力ばかりに目がいきがちですが、1つ目の努力の方がずっと重要。
【その他】
カメには、明確な目的を持ちコツコツと努力を重ねていました。
その一方でウサギは目的を持たず、隣ばかり、周囲ばかりを見てしまっていました。 つまりどういうことかというと、ゴールを明確にして、周りに惑わされることなく、ゴールを見て努力を重ねることが大切。
自分の力を過大に評価しすぎて、過信や慢心があると大失敗を招く。
ノロマでドンくさくて、鈍い自分でもコツコツ地道な努力を続けていれば、やがては俊敏で優秀なエリートに勝つことも出来るかも知れません。
「一芸に秀でる者は多芸に通ず」「一念岩をも通す」不器用でも自分の信じる一芸を磨きましょう、結果はついて来るはず・・・。
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