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裁判員体験記5(審理)

1.証拠調べ手続
起訴状にて事件の概要が掴め何が問題でどのような判決になるのか想像開始?意見陳述では検察側が起訴した内容に関し、検察&弁護人が各々被告に質問。

いわゆるドラマでも良く出て来るシーン、想像していたより思わずスムーズに進行したように感じますが、普通なのか否かは全く不明であります。

法廷モノドラマだとここが一つの見せ場なので結構それなりの演出がありますがドラマだからでしょう、普通は淡々と進むのでしょうね。

話の内容もさることながら、被告や検察、弁護、被害者の面々の顔色や表情も観察していましたが、正直読み取れはしませんでした・・・。

検察官の提示した凶器その他も紹介されました・・・実物がケースに入って
裁判官席には回って来ましたが、何となくサラリと見ただけでしょうか?

被害者の話、被告の話
被害者が承認台に座って検査側からの質問を受けました。
席の周囲には衝立がありまして、加害者や傍聴席からは姿が見えない。
どうやらこれも本人の希望で権利として主張できるようです。
確かに法廷で数メートル先に加害者が座っていて目が逢うなんて嫌ですよね。
でも裁判官にはバッチリ見えます、声も小さかったり活舌が悪く聞き取り難いと裁判から「もう少し大きな声でマイクを近づけて話してください」などの注意がされます・・・さすがに裁判員の立場では言えませんが・・・?

検察側からの質問が終わると、次は被告の弁護人から同様の質問がされます。

「真実はいつも一つ!」なんて名探偵コナンのセリフが頭の中をよぎる中、色んな角度から質問されても結局事実は分かっても真実は不明です。

結局記憶をたどる質問をしても、時間から時間が経過しているのもあるし、人の記憶って意外とあてにならなかったりしますよね「そうだったのでしょうか?」

検察側、弁護側が終われば次は裁判官側かの質問をします・・・超緊張!

質問内容は事前に裁判官&裁判員で話し合って出て来た疑問や質問内容を
皆で割り振って誰が何の質問をしましょうとやったので助かりました。

法廷で思い付きでなんてとても質問不可だし、質問内容に「意義あり、その質問内容は本件と関係ないのでは?」なんて検察や弁護人に言われたらへこみます。

どんな質問が良いか悪いかも分からず・・・でも裁判官からは、そんな素人目線で良いとのこと、回答内容も話している時の表情や仕草もチェックしました。

裁判って一気に長時間ではなく結構途中休憩があったりします、その間にバックで話し合いをしていたりもしますが、適度な時間間隔で流れていたように思います。

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