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瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。 - 簡易書籍レビュー
書籍タイトル:
瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。
著者:
荒木俊哉
ジャンル:
ビジネス一般
出版年:
2023/4/4
SBクリエイティブ
要約:
仕事や日常で、モヤモヤしている事を言葉にするための思考と方法を書いている。
書籍の前半は、仕事を含む日常で言語化できない原因や、モヤモヤが発生する原因を例を持ちえて説明している。
書籍の半分以降、言語化トレーニングを習慣にする方法と例題が記載されている。
良かった点:
実体験で言葉に出来ない時の思考の説明と、その改善が書かれている。
どうして言語化できないのか?モヤモヤが発生するのか?を架空のシミュレーションを多用して説明している。
「とりあえず書いてみる」行為が、言語化を身につける上で一番重要なトレーニングだということ。このやり方ステップ別に書いてある。
良くない点:
ゼロ秒思考と内容が同じ。著作権的に疑問。
当たり前だが本書の方が内容が薄いのでオリジナルの方が良い。
余白や段組・表組みが変わった作りになっており、ゼロ秒思考を意識しているとしか言えない。この表組は読む側にメリットが無い。
おすすめ読者:
ゼロ秒思考を読んだことがない人
総評:
赤羽雄二著のゼロ秒思考の使いわしなのだが、著作権的に大丈夫なのだろうか。
引用フレーズ:
「上手に話ができること」と「言語化できるようになること」は全く違います。
あくまで個人的な感想:
例をベースにモヤモヤが発生するケースを説明しているので、わかりやすく、言語化するステップに移行しやすいです。
書籍の前半はほとんど架空のシュミュレーションで、後半以降が例題集なので、内容を薄く感じるのと共に、冗長に感じます。
内容が「内容がゼロ秒思考の使い回しなだけでなく、ページの段組を少し変な形にするところまで似せており、正直困惑しました。」
出版業界は著作権ゆるゆるな気がしますが、これはその最たる例の一つだと思います。
わざわざこの書籍を見るメリットは少ないので、オリジナルに当たるゼロ秒思考を読んで下さい。