#77 手まり「蝶乱舞」の作り方。
吉祥文様の1つ、蝶
蝶は空に昇る虫として、吉祥模様(おめでたい模様)とされています。
立身出世の願いもこめられた模様です。
手まりにも、蝶のデザインの作品はいくつかあります。
今回の作品は、比較的短時間で作れる作品なので
ちょっとした手土産などにしたい時、とても重宝する模様だと思います。
線書き作品
この作品のように、線で模様を描く作品は
糸の始末がポイントになります。
初めと終わりの糸が、土台の上で目だつと美しくないです。
糸の球を小さく作ったり
糸を出し入れする場所を選び、
目立たないように作る工夫が必要です。
見かけより難易度が高い
今まで私は、テキスト等に書かれている
難易度を気にせずに作ってきました。
しかし、講座の公開を始めて
難易度を気にするようになりました。
この作品は、あるテキストでは中級に設定されています。
解説用の作品を作りながら、なぜ中級なのか
考えていました。
糸の始末を考えなければいけない事と
蝶の色を均等に飛ばすために
最初のうちは待ち針を多く、土台に埋める必要があります。
土台に多くの待ち針を残すことで
糸をひっかけないように、かがる必要があります。
入門作品と違い、気を使いながら制作しなければいけないので
中級に設定されているのだと理解しました。
「蝶乱舞」の作り方。
手まりのサイズは直径10cmです。
地割(じわり)は10等分の組み合わせです。
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203字
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読んでいただきありがとうございます。 作品を作るための勉強代などに充てさせていただきます。 今後ともよろしくお願いいたします。_(_^_)_