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詩 じいちゃん


ふと蘇る
じいちゃんの姿

盆栽が好きで 
鼻歌交じりで 
世話をしていた


甘いものは別腹だと言い
夕飯後に
まんじゅうを
食べていた

その頃
我が家には
犬がいて
朝の散歩は
じいちゃんの仕事だった

寒い時
犬が家にいると
「犬は外」と言い
それを無視して
玄関に
犬を繋いでいた

たまにソファの上に
犬がいると
「こら!」と
雷が落ちたけど
怖くなかった

本当に
じいちゃんは
優しいから
怖くなかった


※散歩さん、いつでも構いません。「朗読」おねがいします。

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てみ
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