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ADHD気味で基本集中できません。

たぶん私はADHDだ。
授業中にキョロキョロと周りを見渡してるうちに、ワクワクすることを急に思い出して授業そっちのけでpcで調べはじめる。
反対に、授業が面白ければ興奮してノートを異様にとり続ける。
と思ったら面白ポイントにとらわれすぎてずーっとそのポイントについて考えてて、いつの間にか授業についていけなくなったり。
音に敏感で他の人が驚かないような物音でもすぐにビックリしてそちらを向いてしまう。

多かれ少なかれ誰にでも集中できないということはあると思うが、自分は半ばキャラクターとして定着してしまうほどに、そわそわとして集中力(正確には集中持続力か)がない。

もう一つの属性として、わたしはたぶん、HSP気味でもある。highly sensitive personの略だ。
音に敏感。光に敏感。音楽に心を奪われすぎて人にぶつかる。本に感動しすぎて寝つけない。かなしいニュース、恐ろしい事件を聞くとありありと情景を思い浮かべてしまってしばらく何も考えられなくなる。

ADHDだったりHSPだったり、繰り返しになるが誰だって多少はあてはまる要素がある。だから、ほんとはわざわざ自分がADHDだ、とかHSPだ、とか強調するのは好きではない。しかし、たぶん相対的に見たらADHD気味、HSP気味なのだろう。

とにかく、日常生活を送っていて一番困るのは、

集中すべきことに集中できないこと。
集中が続かないことだ。

本を読んでいても途中気になることがあるとそこから脳内の思考がランダムに派生していって、結局本を手放して当初知ろうとしていたこととは全く違う事柄をネットで調べたり、ぼーっと考え続けたりするのだ。

自分で言うのもなんだが、性にドンピシャ合ってることをしているときの集中力ははたからみてて、話しかけたらまずい、こわい、と思わせるほどの何かがあるらしい。しかし、少しでもストライクから外れていると、途端に集中続かないマンになってしまう。

世には"そこそこ"やりたいこととか、どうしても達成したい目標のために乗り越えなければならないやりたくないこと、がゴロゴロある。けど、そういうのは大抵集中できない。
(そういうのは避けて心の底からやりたいことだけして生きてればいいじゃん、っていわれるかもしれない。でも、多かれ少なかれ、社会で生きていこうとしたら避けられない場面がある。)

こうやってむかーしから随分と自分の気質に苦しめられてきた。しかし、最近無理せず自然と集中できてしまう方法を見つけたのだ。

それは、とにかくタイマーを使って3分ずつ、と短い時間に区切って勉強するなり本を読んだりする、という方法だ。
3分なら全力集中できる。それをタイマーがなって、あーー!もっとできたのに!と思いつつ、再度繰り返しボタンを押してまた3分続けるのだ。

あるいは、読んでいる本が章立ての綺麗なものであれば、1章2分で読もう!と決めて、だー!っと、タイマーと競争して読むのだ。もちろん全力集中で。あまりにも時間が足りなかったら次は調整する、などしてこれを繰り返していく。

すると、珍しく一冊通して読めるのだ。しかも内容が頭にきちんと入った状態で。

もしかしてめっちゃオーソドックスな方法かもしれないけど自分はこれで随分変われた。仕事に活かせるかどうかは謎だけど単純にもう少しワンクールの時間を延ばしていけば使える気がする。

これは実は定期試験前なのに授業の復習が一ミリも終わってないぜ!というような追い詰められた状況のときに、1回の授業を10分で復習して2時間で12回分を終わらせよう!とやり始めたのがきっかけ。

困難は分割せよ、という言葉がある。何かしらの問題にぶちあたったときにしょっちゅうお世話になっている思考回路なのだが、集中力が続かない、という困難も時間を分割することによって解決できるかもしれない。

人によってはそんな時間区切るなんて当たり前だろ!というようなことが、意外と他の人にとってはとんでもない飛び道具になったりするんですよね。