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ライブ撮影の覚書(設定まで)。

予め申し上げますが…作成にあたり、被写体の皆さまに写真の掲載許可を依頼していないので写真はありません。申し訳ないです。

↓ライブ写真はTwitterで上げています↓

https://twitter.com/Telecaster_pure?t=LbDWRgZQOpNdbVcN3SqqNw&s=09

以上のことから、セルフメモのような形になります。興味を持っていただいた方、何より撮影させていただいている被写体の皆さまには感謝申し上げます。そして、ここで取り上げるライブ撮影は地下アイドルのステージ撮影になります。

本題の前に

私自身、ライブ撮影を始めて約半年が経過しようとしています。
恐らく20000枚近くは撮影した計算が立っていて(連写しているので、実際にはシーン自体はそれほど多くないです)、そこから見出したことを書き残しておこうかと思い立ちました。

1.シーンの想定

まず、撮影にあたり必要なことはシーンの想定です。この曲のこの部分を撮りたい、という目標を持つのもよし。アイドルさんと相談して決めるのもよし…これは自由です。ただ、大前提として、被写体になっていただく方々が喜んでいただけるような写真を撮ること。これは忘れてはならないポイントだと思っています。

そして、当日初めてお目にかかるアイドルさんもいます。その方々に関しては汎用度の高い、誰が見ても良い写真…と思わせる技術が必要になると考えています(いや、全部そうなんですけど、より細心の注意をはらうという意味です)。実は最も難しいかもしれません(公開有無以前に、良い作品を撮る心構えです)。

2.撮影環境の確認

次に、撮影は環境毎に対応が求められます。一般的にはホール、ライブハウス、飲食店形式、野外ステージなどが考えられると思いますが、初めて行くハコに関しては注意が必要です。照明によってとても暗い場所もあるので、そうなると半ば苦しい撮影を覚悟することもあります。

但し、現在のカメラは高感度でカバーすることもできるので、諦める必要はないです。感度については長くなると思うので割愛します。ここでは、諦めない姿勢が大切だと思っているので。

入場後は撮影場所の選定です。最前、前方、中盤、後方…大まかに場所を区切り、さらに左右、中央付近、傾斜…条件は多岐にわたります。そして、観客の入り具合も確認する必要があるので、ここがかなりシビアになります。どの場所に最善の撮影スポットがあるのか、これはもう感覚で慣れていくほかありません。ステージと客席の高低差もあるので、そのあたりも考慮する必要があり、ここは個人的には最も楽しい時間と言えるかもしれません。

ここまで来て初めて撮影に入りますが、対バン形式のライブではグループ毎に撮影のレギュレーションが異なるので、事前にチェックしておくことをオススメします。撮影可能グループの皆さまは事前告知してくださっているケースが多いです。

3.カメラの設定

いよいよカメラの設定を考え始めます。私は基本的にはマニュアルモードで撮影しています。フォーカス(AF-S)、ホワイトバランスはオート設定にしていますが他はマニュアルです。

照明を頼るのか、明るくして被写体をよりくっきり写すのか…その辺りは個人の感性になります。それを踏まえて…大抵のハコはそれほど明るくないので、基本的にはシャッタースピードを決めて、そこから絞り(f値)とISOを決めていくことにはなると思います。

私なりの現在の設定は…

シャッタースピード→1/200~1/600
絞り(f値)→開放~6.3(6.3は望遠ズーム時)
ISO→800~3200(APS-Cは1600まで)

を基準に定めています。

この部分は人によって差があると思います。例えばシャッタースピードはクッキリ撮りたい場合は速く、あえて動きをブレさせて顔だけクッキリという臨場感を出したい場合は1/200…。あるいは100台に乗せてもいいかもしれません。焦点距離との相談もあるので、一概には言えませんが、細部まで設定していくとフォトグラファーの個性が際立つような気がしています。

絞りに関しては基本的には開放がベストです。但し、所謂明るいレンズ(感覚的にはf値3未満)は1段絞ったほうが効果的との見方もあります。開放するとレンズによっては盛大にボケるので、より撮影がシビアになります。大切なシーンでピント合わせを失敗するリスクもあるかな。ただ、最近は瞳AF(SONY)等、オートフォーカスも進化しているので、その辺りは改善されているかもしれませんね。

実は私自身、2世代前のカメラを使っているのでここがとてもシビアな環境なんです(笑)

最後にISOに関してですが…私はRAWで撮影しているので、多少上げても問題ないと認識しています。具体的には3200までならば、問題ないとの話も聞きました。APS-Cのカメラに関しては1600程度に収めておいたほうが無難だと思っています。

JPEG撮って出しに関してはあまり経験がないので分からないです、申し訳ない…。

カメラの設定については以上となります。
機材についてですが、持っているカメラで最大限の力を引き出すことかできれば良い写真は撮れると認識しています(焦点距離に関してはどうすることもできないので、最低限200mmの望遠レンズはお持ちであれば持っていったほうが無難です)。

4.いざ本番

あとは実際に撮影するわけですが、グループ毎に動きやスタイルが異なるので、そこはそれぞれの感覚になります。やはり大切なことは主題を設定してそれを基に撮影する…ことかな。
プロのフォトグラファーさんも緻密に打ち合わせを重ねるでしょうし、ぼんやり撮影するより達成感が生まれるという喜びもあります。

実際に主題を設定すると悔しい思いをすることも増えますけど、その分最高の一枚を撮れたときの喜びは何にも耐え難い魅力があって、撮影が止められなくなるという新たな悩みもあったり。

まあ、そのあたりは楽しみの範疇で変えていけば良いと思います。但し、ライブ撮影は相手があってのことなので、クオリティが求められることを忘れてはいけないと思います。

5.最後に

駆け足で書き上げてしまいましたが、これが正解だとは思っていなくて、あくまで現時点での認識…という考えです。まだまだ経験不足の中から、できる限りで学んだことを素直に綴ってみました。あるいはこの認識が全て間違っている可能性だってあります。

ただ…こうしてフィードバックすることも、上達の道には必要不可欠なんですよね。客観的に読み返して、ここは間違っているかも…と自分自身も気づきに繋がりますし、ひょっとしたら今から撮り始めたい。という方の参考になれば最高なんですが(笑)

いやいや、プロとも名乗れないフォトグラファーのメモ書きですからね。そこは高望みです。

前段でも触れましたが、あくまで被写体の皆さまの肖像権をお借りする…これは絶対に忘れてはならないこと。つまり、ここを意識すれば良い写真は撮れると確信しています。

最後になりましたが…とにかく頑張るのみ。最終的にはこの一点です。
実はサイリウムを振りながら撮影するのも楽しいですよ(笑)最近やっと、ライブ撮影の魅力に少しは触れられたかな…と思う次第です。

それでは、また何か気付いたことがあったら書き足して行く予定です。長文駄文にお付き合い頂きありがとうございました。

加筆修正履歴


2022/9/29
目次を追加及びISOの記述を修正


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