#31 適材適所
どうも!新米副園長のマジシャンです。
保育に入る事の意味
この4月から保育に入っていろんなクラスを見てきました。給食の配膳をしたり、トイレについて行ったり、延長の時間に入ったり、そして事務でお金を計算したりもしました。
そして、ゴミ出しもしてみたり、玄関を履いてみたり、トイレ掃除もしてみたりしています。
なにかと知らない事は全部体験しています。
それは保育に人が足りていなかった訳ではないのです。
なにを知りたかったのか?
「その仕事を当たり前にやっているが、改善点はないかを見ていた。」のです。
保育のメインは担任の先生です。
その担任の先生がやるべき仕事はたくさんあります。
しかし、こうするのです。と一旦決まると割とやり続ける方が多いのです。
「これなんでやってるんですかね?」と聞ける人はそんなにいません。
いたら友達になれそうです^ - ^
変える為に見る
「こういう風に変えちゃいましょうか!」と言えるのはある程度の立場にいる人です。
しかし、その立場の人がその仕事の本質を知り、やって効果があること、ないことを分からないと変えた時にどんな影響が出るのかがわかりません。
だから変える時にはその中身を見て判断する必要があります。
副園長として仕事をする中で、当番にも入りますが、当番の仕事をずっとする訳にもいきません。
事務をする意味の違い
事務をする中で、効率よく変える為にやっているのであって、事務員として働くわけではありません。
組織が大きいと、やるべき事はみんなが割り振っているので、あれもこれもやっていると8時間の中で仕事は終わりません。
仕事をどのように割り振り、どのように改善すると業務量が減るのか。それが見えたら次の仕事に移ります。
管理職にしかできず、管理職がやるべき事
それは、業務をこなすことではなく、「改善」をする。
そして、保育士の一人として入ることではなく、「環境」や「日課」を見直す。
など、その部分の本質がなにかを見て、より良い方向に「変化」させる。
ということだと思います。
ここで、少し小噺。
ある夏の日、水遊びを乳児がやっていました。お着替えで忙しい時間。
そこに園長が通りかかった時、乳児の先生は言いました。
「ちょっとオムツ変えてもらっていいですか?」
「ここ。」
そして、園長は「おぉ。」と言い、オムツを変えます。
次々と子どもが上がってきて、オムツを変えます。「園長」先生が。
すぐ手伝っちゃう園長が面白いのですが、本来だと、園長としての業務があり、行政とのやりとりや来客の対応をするのですが、その時はオムツを変える事になんの抵抗もなくやってくれていました。
誰がやるべき、上司をたてるべきなどは微塵も思わない園長だからこそのエピソードです。
矛盾したお話ではありましたが、やるべき事を把握した上で、適材適所に配置されればもっと良い職場環境になるのではないかなというお話でした。
おしまい^ - ^