ロスジェネ世代が思うロスジェネの過ごし方
40代といえば、ほとんどの人が責任世代ですよね。
役職がなくても、仕事を教えることって多くないですか?
まわりからも、役職のある40代のひとと同等に思われていることって多いんですよね。
私も、役職と呼べるものはなくて職場の委員会の委員長程度です。
でもこれが、結構ストレスだったりしますよね・・・。
上司からは、いろいろ求められたり後輩からも要望言われたりと責任世代はつらいですよね。
1,ロストジェネレーションを生きた世代
今の40代は失われた世代と言われているのをご存じでしょうか。
バブルが崩壊した1993(平成4年)~2004(平成16年)頃就職活動をしていたに今の40代です。
その期間は就職氷河期ともいわれ、就職が難しかった時代です。
新卒で就職活動してもなかなかいい企業に就職できず、40代がごっそり抜けている企業もあるのではないでしょうか。
ごっそり抜けている、世代であるため少数先鋭のため求められることはおおいように思います。
さらに50代・60代の社会を作り上げてきた上司や先輩の価値観で生きた世代でしんどい思いをしたと思います。
そして、ロスジェネ世代以降に就職した後輩にあたるゆとり世代は自己実現や質の高いものを求める世代であるため、今まで自分たちが教えられてきた価値観が通用しないため戸惑った経験も多いのではないでしょうか。
2,ロスジェネ世代のもやもや
私が働いている職場も40代は少なく、30代や20代が多く次いで50代以降が多いです。
30代の仕事に対する理想は高く、質がいいです。
そして、仕事も速く行動に移すのも速くついていけません笑
自分の担当患者さんのことについても、口出しをしてくれて気づいたら看護の方針が変更していたり、方向性が変わっていたりします。
しかも、自分が知らない間に。
変更したことも申し送りがなくカルテで知るといったことが多いです。
患者さんのためを思っての変更だと思うのですが、個人的には私の患者さんの関わり方を否定されているように感じてもやもやするのが難点です。
ロスジェネ世代は上からは押さえつけられ・求められ、下からは突き上げられストレスだらけの世代だなと思うことが多々あります。
3,私が思うロスジェネ世代の課題
ロスジェネ世代で育ってきた私は、さまざまな制約やまわりの価値観に影響されてこじらせて相当生きづらい思いをしてきました。
あと、3年ほどで40代を終える今思うこともあります。
ロスジェネには
時代と時代をつなぐお役目以外に、古くからの価値観や風習を断ち切る使命もあるのではないだろうか。と・・・。
今の60代・50代の人たちは、戦後の高度成長期を作り上げてきた人々の後輩にあたります。
いわば、先輩たちの作り上げたものをリレーしてきたといえます。
今の日本があるのも、基礎を作り上げてきた人々とその思いをつないできた人々があるからだと思います。
本当に感謝するべきことであり、つないでいく必要はあります。
でも、作り上げていく中でしんどい思いもしてきたと思います。
歯を食いしばって、悔しい思いをして、涙をこらえてそれでも頑張って・・・。
そんな思いも一緒に次の世代に渡していく必要はないと思うのです。
時代はいま、新しい方向へ向かっています。
私たちも変化と進化をためされている時期に差し掛かっていると思うのです。
そういった意味でも、私たちロスジェネ世代は先代のやってきたことに敬意をしめしつつも不要な価値観は時代に残して、ここで一旦断ち切ること。
そして、先代と後世をつなぐ架け橋になることが役割なのではないかと思っています。
4,おわりに
なんだか、めんどくさい世代に生まれてしまったなと思います。
少数先鋭で、先代からの価値観を押し付けられ、後輩たちの新しい価値観に順応しないといけない・・・。
わたしたちってなんなのよ。
と思うこともあります。
でも、見方をかえると時代の節目の大切な役割をになっているとおもうとちょっと誇らしい気持ちになります。
時代を切り替える大事な役割ではありますが、頑張る必要はないと思います。
ロスジェネ世代の人々はきっと順応する能力をもっていると思うので、抗わず受け流していくことで時代は変わってくると思います。
ともに、ロスジェネを楽しみましょう。