腸内環境とメンタル
みなさんは毎日、便通はいいほうでしょうか。
私は、昔から便秘気味で今でも油断すると便秘に傾きやすい体質です。
こどもの頃、便を出すときに痛くて、出したくなくて便意を我慢したあげくに硬くなってしまい、自力で出せなくなって母親に指を突っ込んでもらい掻き出されたこともあります。
高校の時に、学生寮に入って集団生活になって環境になじめずに便秘になったときがあり下剤のお世話になった経験もあります。
便秘だと、おなかが張って苦しかったり・重い感覚がないでしょうか。
そんなときって、気持ちももやもやしている場合が多いと思います。
逆に、便がすっきり出た時はおなかがすっきりして心身ともに晴々とした感覚がないでしょうか。
この頃、気が付けば「便が出ていない日が続くな」と思い腸もみや水分を多く摂ったりしていたんですが、なかなか出なくて次第に下腹部が重く感じるようになってきました。
出ないかなぁ・・・。と、ついつい身体の不快な感覚に意識が向き考えることもネガティブになってしまいます。
ちょうど、その前後に職場の同僚とトラブルがありまして知らず知らずに身体にはストレスが掛かっていたのかもしれません。
基本、野菜が好きなので食物繊維の多い野菜を食べたり、水分を多めに飲んだりしていたのですがなかなか出ずにとうとう、肛門よりも便の塊が大きくなり出せなくなりました。
なんとかして、自分で出すことはできましたが便が出ない間の身体の不快感は意識を身体に留まらせてしまうため、あまりいい状態ではないから何とかしないといけないなと感じました。
1.腸内環境を整えることでメンタルが整う
最近は、研究が進み「腸活」ということばを耳にすることが多くなりました。
それほどに、便を出すということは重要視されるようになってきたということですね。
腸は栄養の消化吸収のほかに、およそ40種類の神経伝達物質が腸内で合成する臓器でもあります。
特に、精神を安定させる働きを持ち「幸せホルモン」とも呼ばれる
セロトニンは、その8割以上が腸内細菌によって作られています。
そのため、下痢や便秘などが慢性化している人はメンタルにも不調が現れやすく、過敏性腸症候群の人の8割はうつや不安などの症状があると言われています。
2.腸を整えることで直感が冴える
私たちの先祖は、動物になるまえはひとつの単細胞だったそうです。
脳は無くて、栄養を取り入れる口と消化管があって不要になったものを排出する肛門だけでした。
普段、満たされているときはプカプカと浮いているだけですが
栄養が必要と感じた時は、動き出します。
栄養がある場所をやみくもに探すのではなく、感覚的に「この方向に向かえば栄養が摂れる」と感じて向かうそうです。
今は、私たちの脳が考えて必要な行動をするようにできていますが、脳がなかったときは腸の感覚を頼りに生きてきた時代があったようです。
みなさんは覚えているでしょうか 笑。
そして、その感覚があったからこそ私たちは今日まで生きてきたとも言えます。
この感覚は普通の感覚ではなく、まさに超感覚(腸感覚)なのでしょうね。
3,身体は何を食べたか・何を出したかで変わってくる
私たちの身体は絶えず生命活動をし、細胞が入れ替わり変化しています。
食べたもので、身体は作られています。
脳も身体の一部です。
何を食べたかで、身体が入れ替わるなら考えていることも変わる可能性もあります。
食べるものも大切ですが、しっかりと出せているかはもっと大切です。
もし、うまく出せていないなら不快感として症状に現れてきます。
おなかが苦しい時、余裕がなくなります。
腸を整えることで、身体に余裕ができてこころにも余裕ができてきます。
5,おわりに
私が最初、便秘と落ち込みやすさは切り離して考えていました。
だけど、不快感のある身体に意識が向いているときは周りとの関係性はあまりよくはありませんでした。
最近では「腸活」という言葉をよく耳にします。
適応障害における腸活のポイントはセロトニンだと思います。
しあわせを感じる力こそ、適応するために必要なことだと思います。