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「発酵力」について

メキシコの発酵ドリンク、テパチェが気になった。
パイナップルの皮と芯で作るらしい。いかにもメキシコっぽい。
バナナでもできるというので、沖縄の無農薬バナナを手に入れ早速作ってみる。
バナナで作る場合も基本は皮、一部実も入れて、砂糖と水で仕込む。
こんな時期なので、夜仕込んで朝見たらもうぶくぶく。しっかり発酵が進んでいるのがわかる。明日にはもう濾して飲めそう。すごく楽しみである。
発酵大好き。醤油も味噌も納豆も大好き。当然ヨーグルティアも持っていて、ヤクルトをヨーグルト化するのにはまったこともある。
私は根拠なく食べ物の発酵力を信じているところがあって、発酵したら旨みが出るとかそういうことはもちろんだけど、なんとなくトゲやらなんやらがなくなって体に馴染みやすくなって、ストレスが減るような気がしている。例えば川の上流のゴツゴツの岩石が、下流ではサラサラのなめらかな砂になるようなイメージ。
しかも、最初に手を加えたらあとは発酵菌が勝手に頑張ってくれるんだから、テケトー料理人としても好都合である。
ペットを飼っているような気持ちになるのも、また発酵の楽しみ。仕込んだ後は様子が気になって数時間おきに見ているし、部屋の温度に気を配ったりもする。
もちろん上手くできたらとてもかわいい。
そんなふうに、面白かったり、かわいかったり、おいしかったりで、とにかく発酵は楽しいなという話でした。

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