#33 「ハピネスストーリー」で共感の輪が広がる
こんにちは!てけ王です!🐔🍗
前回の記事で、具体的事例を3つ紹介しました。
もう少し紹介したいので、引き続きお付き合いください!
事例④
パソコンのスキルアップが進みました。
ExcelやOutlookなど、業務によく使うツールのテクニックは、ニーズが高かったです。
組織的なパソコン勉強会はあまり無く、属人化しがちな部分です。
パソコンは、みんな毎日使うのに。
ここは改善効果の高い部分だと思います。
僕は、赴任する工場ごとにパソコン勉強会を独自に開催していました。本社経理部に赴任した時も実施しました。
Googleなどで検索したら出てくるテクニックも多いのでしょうが、「自社業務に則したパソコンのテクニック」は、より実践的で効果的です。
事例⑤
新人でもチカラを発揮できる場でした。
工場経理部門の新入社員が、ナレッジマネジメント活動を介して先輩の協力をもらって「用語集」を作りました。
ビル経理部門の新入社員は、ナレッジベースに保存されていた教育資料をまとめ、営業パーソンに向けた勉強会を行いました。
どちらの方も、KMアワードに招待され、事例をハッピーに語ってくれました。
新人でも、自ら学べる場として使えますし、自らをアピールする場としても活用できます。
「新人でも、自ら発信できる場」をつくったとことが、この結果を導きました。
事例⑥
RPAの社内推進に活用された事例です。
同社では、RPAの推進にあたり、部門横断的に数百名の開発者を育てるプロジェクトを行っておりました。
社内SNSを併用し、社内SNSの会話の中で生まれたナレッジを表出して文書化し、それを「知識の木」に投稿し、体系立てて整理したという事例です。
社内SNS側に、「知識の木」へのリンクを貼って共有したり、相互的な活用を行ったのです。
社内SNSのRPAグループには、「社内SNSで生まれたナレッジは『知識の木』へ投稿してください」という文言が書かれていました。
一方的に知識を管理し共有するだけでは、暗黙知を吸い上げることはできません。
暗黙知と形式知の弛まぬ交換がSECIモデルです。
一つのナレッジに対して、質問や意見ができること、これが暗黙知共有に必要なんですね。
「社内SNS vs ナレッジマネジメント」的な構図で、「社内SNSがあれば、ナレッジマネジメントなんて出来るでしょ」と無意味な戦いを挑まれたこともありましたが、違います。
そもそも、ナレッジマネジメントの本質をわかっていない、ということは置いておいて、「二項対立」でなく「二項動態」だったからこそ、共感が生まれ効果を生み出したのです。
2019年度の会社の決算説明資料に、2度に渡りRPAとナレッジマネジメントの融合活動のことが掲載されました。
しょこぽんが全世界にデビューしました!笑
当時、一緒に頑張ったRPA推進リーダーとは、今も仲良くやっています。
KMアワードで話してくれたハピネスストーリー、嬉しかったなあ。
事例⑦
知識の木は、利用者全員が共通で使うページも作れますし、業務に特化し部門限定的に使うページを作ることもできます。
実例としては、
・メンテナンス部隊だけが使う、ナレッジ共有ページ
・営業パーソンが使うお客様への提案資料の共有ページ
・全員で共有するページから、経理部門の情報だけを抜き出したページ
そんな共有ページも作っていました。
業務にストレートに活用できます。
事例⑧
「誰もが輝ける場を作りたい」
これが、僕がこの活動を立ち上げたきっかけの一つでした。
このように思ったきっかけは、ヒストリー編でお話しします。
現場にいてなかなか自分をアピールする機会が無い方々が、ポイントランキングで上位に入ると言うことが非常に多くありました。
この結果は、活動の設立趣意でもありましたので、個人的にとても嬉しかったです。
一時期は、「ナレッジマネジメントのポイント獲得数」を自分の人事考課の目標に掲げていた方も少なくありませんでした。
また、「この活動があったから、会社を辞めずに今があります」と言ってくださった方もいて、とても嬉しかった思い出です。
今回はここまで!
仕組み編はもうすぐ完結です。
これまで色々と書いてきましたが、書ききれなかった事例やエピソードは、まだまだたくさんあります。ぜひご質問ください!
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