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#23 総じて「自発性」
こんにちは!てけ王です!🐔🍗
これまでの話に「自発性」という言葉が本当にたくさん出てきましたね。
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これがこの活動のキーワードです。
ナレッジマネジメントのような意識改革が必要な活動には、自発性は必要不可欠です。
いくら良いシステムがあっても、「自発性」がなければナレッジ共有は活性化しません。
やらされ感があると、”良質の” 暗黙知は出てきません。
だって、強引に「出せ」と言われたら、「なんで出さなきゃいけないの!?」となりますよねえ。
人間だもの。
特に、「強いトップダウン」は、やらされ感を生み、持続性が無くなります。
この実例があります。
とある社内の部署で、部門トップの方が主導して、半年間で改善事例を集める企画が実施されました。
半年間でたくさんの事例が集まったようです。
表彰された方は賞金ももらえて、イベントとしてはうまく行ったようです。
しかし、その活動期間が終わったとたん、パタっと投稿が止まったんです。
誰も投稿しない。
強いトップダウンでナレッジ共有を行うと、そのトップダウンが無くなった瞬間に、「あーもうやらなくて良いんだ~、良かった!」という気になってしまうのでしょう。
この話には続きがあります。
当時集めたそれらのナレッジ、今この世にありません。
その活動で集まったナレッジを保存していたシステムが、その後管理者不在でクローズすることになりました。
それらのナレッジは、僕の活動の基幹システム「知識の木」に集約しようという話が挙がりました。
なので僕は、当時の事務局にお話しに行きました。
すると、「もう要らないから削除します」と言われたのです。
えっ!?
半年間をかけて事例を集めたのに!
削除!?
責任者が削除してというのですから致し方ない。
結局削除されました。
そして今、どこにも無いんです。
半年間、お金と時間をかけたこと、全て無駄になってしまいました。
なんとも残念な話ですねえ。
ナレッジは、活用しないと意味がないですよね。
トップダウンが強すぎるとアカンよ、という話でした。
でもきっと、『あるある』じゃないですかね。
トップダウンの功罪の一例です。
今回はここまで!
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