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ドキュメンタリードラマ『奇跡のバックホーム』を見た雑記

3月13日に放映された元プロ野球選手の横田慎太郎氏の実話を元にしたドキュメンタリードラマ『奇跡のバックホーム』を見た。

ドキュメンタリードラマ『奇跡のバックホーム』は横田慎太郎氏のプロ野球生活・闘病の再現ドラマだけでなく、金本知憲氏、矢野燿大監督、鳥谷敬氏のインタビュー映像、引退試合・引退セレモニーの模様などの実際の映像を交えた作品。

横田慎太郎氏は選手としては2016年に金本知憲監督の「超変革」の時にスポットを浴びた選手で、恵体ながら俊足で存在感があった2番打者で、翌年も期待しながらも、練習試合やオープン戦、さらには2軍戦にも全く出てこない横田選手を阪神ファンはずっと気にかけていた。
それが9月になって、実は脳腫瘍だったことを知り、多くの阪神ファンは驚きながらも復帰を切望した。
しかし、希望虚しく、2019年に引退となってしまった。

今回はプロ野球選手となってから、「超変革」で出てきながらも2軍に落ちてしまった時、闘病生活、そして引退を決意した際の裏舞台を見せてもらった。
本来ならば、今回のドラマに出てきた以外にも、同期の梅野や岩崎、岩貞、「超変革」の時に一緒に出てきた高山、自身も大腸がんを患いながらも見事に復帰した原口、ここ数年イップスに苦しむ藤浪、二軍監督だった掛布や平田、病魔のきっかけを見抜いた中村豊など、もっと思うところはあっただろうけど、そこをスカウト担当だった田中秀太現2軍コーチに集約させ、シャープにしたのは見事だった。

矢野阪神になってから成績が安定しているのは先発陣を中心とした投手陣の素晴らしさや、次々に台頭する新人や梅野、大山、糸原ら中堅選手の踏ん張りなど色々考えられるが、
横田慎太郎氏、原口文仁選手のような真面目な選手が病魔にかかり、闘病しながらも野球に直向きな姿を見せ、また周りも見ているから真面目に野球に取り組んでいる選手が多いかもしれない。

数字、結果、記録にはあまり残らなかったが、横田慎太郎氏が阪神タイガース、阪神ファンに刻んだ記憶はとてつもなく大きく、今も生きている。

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