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2022年 映画ベストテン(アジア映画部門)

■総評:このnoteを再開させたのが12月半ばだったから、2022年はアジア映画をしっかり見れていないかもしれないが、それでもベストテンを作れはするぐらいは見ている。
その中ではアスガー・ファルハディ監督の『英雄の証明』が秀でていた。正直、アスガー・ファルハディ監督作品はこれまで個人的には相性が悪かっただけに新鮮だった。2位の『プアン〜』も同様。

それと3位から6位の『犯罪都市 THE ROUNDUP』、『モガディシュ 脱出までの14日間』、『1950 鋼の第7中隊』、『RRR』といったアジアのアクション大作が目立った年でもあった。マ・ドンソク主演映画や『バーフバリ』の流れのインドの大作映画はこれまでにもあったが、それとは違うタイプのアジアの大作が流行ったのも2022年の特徴の一つである。

さらにアジア映画ベストテン全体を見て、韓国映画ばかりでなく、イラン、タイ、中国、インド、台湾とばらけたことにも特徴があった。個人的にはピンと来なかったが台湾ホラーの『哭悲/THE SADNESS』やタイのホラー映画『女神の継承』、イラン映画『白い牛のバラッド』など韓国、中国映画以外の躍進は2023年以降も見逃せない。
そうなると、シネマート新宿やシネマカリテ、新宿武蔵野館といったミニシアター界隈に再注目しないといけないかも。

1位:『英雄の証明』
2位:『プアン/友だちと呼ばせて』
3位:『犯罪都市 THE ROUNDUP』
4位:『モガディシュ 脱出までの14日間』
5位:『1950 鋼の第7中隊』
6位:『RRR』
7位:『狼たちの墓標』
8位:『三姉妹』
9位:『紅い服の少女 第一章 神隠し』
10位:『人質 韓国トップスター誘拐事件』

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