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小説が好きになった話

小説って面白い・・・!


僕は、大学生になるまでほとんど本を読んだことがなかったです。

現在は、本を手にとって開くというハードルは乗り越え、自分にとって重要な場所を見つけ出すことができるようになったりと少しづつ楽しめるようになってきました。


がしかし、小説だけは敬遠して読んで来なかったです。

すぐに効果を得られない気がしていたのが1番の理由です。


自己啓発や建築の本、エッセイなんかは自分の興味や向上心が動機で実利的な部分が多いので読み進めることができるし、難しくても辛抱強く読むことができていたんだと思います。


そんな中、本好きの知り合いに教えてもらった本を1冊と自分の直感で選んだ本の計2冊が僕を一気に小説の世界へと引きずり込んでくれました。



1冊目 ーことりー 小川洋子著

主人公の叔父さんとポーポー語を話す叔父さんの兄がメインの小説。

ことりという存在が、こうも人生での出会いや気づき、悲しみを与えてくれる存在なのかと思いました。

年老いていく叔父さんが恋をしたり、子供に助けられたり、孤独を感じたりと一般的な幸せではないけど、おじさんの中で確立された幸せであるのが少し羨ましくなりました。

読み終えたときの鳥肌は忘れられません。

https://www.amazon.co.jp/ことり-小川-洋子/dp/4022510226



2冊目 ー明け方の若者たちー カツセマサヒコ

のめり込む程の愛を急に失い、仕事にも一抹の不安が残るどこにでもいそうな若者が成長していく物語。

設定年齢が自分の年齢とぴったり重なって、没入していた。


若い頃に友達と飲み明かした居酒屋、公園、貪り求め合う営み。

全力でもがきながら今を生きる若者の濃密な5年間にも羨望の目を向けていました。

https://www.amazon.co.jp/明け方の若者たち-カツセ-マサヒコ/dp/4344036239



次は何を読もうかなと悩んでいる時間が多くなってしまいそうなので、近くの図書館に行って手当たり次第に読んでいきたいと思います。


なんとなーく起承転結の立て方がわかってくるのもまた楽しいです。


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