スーパーヒーローにはなれないけど。
唯さんに振られて「セルフケア?うーん、最近何にもしてないなーヤバイ、何書こう?」とか前向きに考えていたのに自転車で盛大にコケて顔面と地面が衝突。
病院行きでこれ以上ないほど落ち込みました、めーです。
幸い、脳ミソと骨には異常なし、白目も真っ赤になったけど眼球にも異常なしでした。
頬の骨が強いんかな、ありがたや。
『泣きっ面に蜂』とはよく言ったもんで、気持ちが落ち込んでる時ほどこういう情けないことが起きるもんだ、ってのがこれまで生きてきたあたしの実感です。
厄落とし?ってわけじゃないけど、1回落ちるところまで落ちて「あ~あたし今最悪だ~」って自覚できてやっと上がっていけるって言うか。
まぁ、こんなもんで済んでよかったって思うしかないけど、痛かった~~!!!笑
起きてしまったことはどうにもならないってわかってるのに、痛いし間抜けだし顔面は腫れて酷い顔だしで病院の待ち合いでメソメソ泣いたりしました。
「チャリでコケたくらいで泣いたりして(しかも自分の不注意)!あたしはなんて弱い女なんだ!強くなりたい...シャーリーズ・セロンやスカーレット・ヨハンソンはこんなことくらいで泣かない!腕っぷしの強い女(役柄だけど)になりたい!メソメソしたくない...!」と強く思いました。
普段は、メソメソできるってすごくいいことだと思ってるし、なんなら人に対してはどんどんメソメソしてねって思ってるのに、なぜか自分に対しては「もー!メソメソするなよ!弱虫!」って思っちゃう。
なんでだろう。
強くなりたいのも、なんでだろう。
年々、強くなりたい気持ちが強くなる。
最近、王谷晶さんの『ババヤガの夜』を読んで、強い女マジでかっこいいわぁ...なんて考えていたところだったから、余計かもな。
めちゃくちゃ腕っぷしの強い依子という女が出てくるハードボイルドシスターフッド小説なんだけど、この依子がまーこんなに強い女がいるのかってくらい強い。
体も強いが心も強い。
相手がヤクザだろうが容赦しない。
自分の力に絶大な自信がある、その強さ。
マジでしびれました。
女ってどうしても「暴力」の前では無力になるじゃん。
そこを軽々乗り越えていく強さって現実世界で言ったら吉田沙保里レベルじゃないと無理かもしれないんだけど、フィクションの中では『初恋』のベッキーみたいなさ、まずそこはひょいっとクリアしちゃって初めてスタート地点に立てるような気がするっていうか。
女にとっての「暴力」が脅威でもなんでもないっていう世界に、ファンタジーだからこそ憧れるんだよね。
自粛期間中に『ゲーム・オブ・スローンズ』をS1からS8まで完走したんだけど、めちゃくちゃ登場人物多い中で結局強い女ばっかり生き残って天晴れだったの!
強い女は見ていてマジで気持ちがいい。
長いから簡単に、見て!とは言えないんだけど、GOT(Game of Thrones)完全にフェミニズム案件なので、オススメです。
あたしが好きなのは、すごいデカくて強い女剣士のブライエニー、元はプリンセスだったけど一族の復讐のために剣の腕を磨いていくアリア、野人の女戦士イグリット。
みんな男に守ってもらう気なんて更々無し!
敵は容赦なくメッタメタにやっつけるし、大切な人のことは命がけで守る。
もしくは自分の達成しなきゃいけない宿命のためには、愛する男も殺る!
あたしも舐められたくないし、誰かを守りたいし、あたしの側にいれば安心だよ、って存在になりたい...。
なのに全然未熟。
37にもなってチャリでコケてる間抜けな女。
なんなら10歳の息子にまで心配される始末。
しかし人間ってソフトだよね。
生(なま)の痛みって刺激的だよね。
一瞬転んだだけなのに何日も体は痛いし、アザはなかなか消えないし、仕方ないけどあたしって普通の人間なんだなって。
そう考えたら『ザ・ボーイズ』も違う目で見えてくるから不思議。
(シーズン1の途中まで観てたんだけど、マギーがおもしろい!と言ってたので一気にシーズン2まで観ちゃった!)
おもしろかった!
ホームランダー気持ち悪くて最高!(フィクションならね!)
ヒーローじゃないただの人間は、ぶつけりゃ痛いし、下手すりゃ死んじゃうし、ずっと強気ではいられない。
むしろ怪我したくないし、死にたくないし、おっかなびっくり生きてる。
でもヒューイとかフレンチーとか、普通の人間で大事なものがある人でも、強くなりたいと思うことはできるし、肉体的な強さがなくても存在だけで誰かの支えになることができるし、弱くてもお互いの足りない部分を補って支え合って生きていくことができる。
だから、一人でパーフェクトなヒーローになろうとしなくてもいいのかなって思いました。
ケガの多い人生の割にはなんとか死なずに生きてるし、それだけでもありがたいことだね。
そんな10月でした。
唯が言ったみたいに、
「生きろ、そなたは美しい。あと、べつに美しくなくても生きろ。いや、そもそも生きてるものみんな美しい。」
だなぁって、しみじみ思いました。
顔面酷いことになったけど、「目も鼻も口もあるじゃん、それで十分じゃん。」って思った。
ルッキズムとはなんぞや、ってだんだんなってきた。
そう考えると、悪いことばっかりでもないね。
(若干腫れてますね。目はアイシャドウなしです。)
(その前は髪色ピンクだったよ。やっぱ顔全然違う!笑)
ちなみに肝心のセルフケアですが、、、
・セロトニンの分泌を増やす
日光を浴びる、散歩する、ナッツやチョコ、バナナを食べる、朝起きたら窓を開けて「ヤッター!」のポーズ、短い昼寝をする、公園や川など自然があるところに出かける、BTSの動画を見る。
マジで自粛中くらいからセロトニン減りすぎて(長雨も良くなかった)、鬱傾向甚だしかったので、病院にも行きました。
セロトニン増やす薬もしばらく飲んでいたけど、自律神経整えるために自分でできることは色々あるみたいだよ。
「最近落ち込むことが多いな~」って思う人は自分のせいじゃなくてセロトニンのせいだから、自分のこと責めずにね。
あとBTSはメンバー7人が全員、お互いをリスペクトして支え合って愛し合って褒め合って、弱いところも認め合ってそれでも生きていこうね!
「Love yourself!」って言っているところがマジでWhat a whole new world!って感じ。
こんな世界があったんだなって、美しくっていつも涙出ちゃう。
コロナのおかげで出逢えたようなもんだから、悪いことばっかりじゃないね。
・好きな(イケてる)自分でいる
髪の毛の色を変える、まつエクして気合い入れる、お尻のエクササイズする、お気に入りの服を着る、好きな色のアイシャドウやリップを塗る。
多少嫌なことがあったり、世の中に辟易しても、鏡の中の自分を見て、
「世界はサイテーだけど、今日もあたしはイケてる!この服ちょー似合ってる!お尻プリプリじゃん!サイコー!」
などと言うことができます。
不確定なことばっかりだし、不安なことも多いから、せめて自分の姿形くらいには確信を持っていたい。
別に美しくなくてもいい。顔ボコボコでも、
『あたしは今ここで間違いなく生きてる。(しかもイケてる。)』
=実存。
自分の内面のコントロールは難しい。
他人のコントロールなんてもっと無理。
(反抗期の息子はまったく言うことを聞いてくれない。今朝は寝坊したことに怒って水筒を道路に引きずりながら学校に行きました...トホホ)。
だからコントロールできるのは自分の外見や、自分の行動くらい(今日何するとかどこ行くとか何食べるとか何の映画観るとか誰と会うとか)、だなと思っていてそこは無理せずに好きにやります。
前向きなんだか後ろ向きなんだかわからないセルフケアでしたが、参考になったでしょうか?笑
唯の言ってた、モチベーションを上げるために資格を取るって、いいよね。
ていうかそれだけで十分モチベーション高い!羨ましい!
勉強するのも楽しいよね。
本読んだり、映画観たりも、無駄なことはひとっつもないね!
マギーだったら何の資格取ってみたい?
もしくは資格を取るためじゃなくても、新しく始めてみたいこととかある?
あたしは、走ったり踊ったりするような身体を動かすことか、もしくは歌ったり(ゴスペルとか?)がちょっとしたくなってきた。
もろもろ発散したい。
あとは瞑想も興味あります。
40手前の女、瞑想しがち~~!
木漏れ日と紅葉が綺麗です。
今日もみんな生きてるね!ありがとう!
あたしも生きてます!
Love2000♡(hitomiです)